とある雑食型ゲーマーのゲームミュージアム

基本的には少し古めのゲームを改めてプレイしてみてレビューしてます。

スーパーロボット大戦MX ポータブル

・プレイ作品

スーパーロボット大戦MX ポータブル

スーパーロボット大戦MX ポータブル - PSP

・どんなゲーム?
SDで表現されたロボットたちが競演するクロスオーバー作品『スーパーロボット大戦シリーズ』の1つです。

ワンダースワンで発売されたCOMPACTシリーズの流れを汲んだ作品です。

キャッチコピーは「未体験世界(ゾーン)、始まる」「想像は限界を超えて。――その進化は果てしなく。

2004年5月に発売された「スーパーロボット大戦MX」をPSP向けに最適化したのがこのゲームです。

「MX」の特徴的なシステムだった「ダブルアタック」や「支援攻撃」など迫力のバトル画面を完全再現。

要望が多かったボイス機能も実現され、携帯機で初めて「しゃべるスパロボ」になりました。

MAP画面やインターミッション画面、さらにはキャラクターの会話時にもセーブが可能な「どこでもセーブモード」を搭載。

特定のユニットにボーナスを与えられる「お気に入りシステム」は設定できるユニットが1作品から3作品に増加。

ムービーやボイス、BGMの再生ON/OFF設定により、携帯時の消費電力を軽減できる「省電力モード」など、ユーザーに合わせた使い方が出来る親切設計です。

参戦作品
マシンロボ クロノスの大逆襲
新世紀エヴァンゲリオン
THE END OF EVANGELION
GEAR戦士電童
機動戦艦ナデシコ
劇場版 機動戦艦ナデシコ
機動戦士Ζガンダム
機動戦士ガンダムΖΖ
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
機動武闘伝Gガンダム
機甲戦記ドラグナー
マジンガーZ
グレートマジンガー
UFOロボ グレンダイザー
劇場版マジンガーシリーズ
ゲッターロボ
ゲッターロボG
冥王計画ゼオライマー
闘将ダイモス
勇者ライディーン
ラーゼフォン
バンプレストオリジナル

スーパーロボット大戦MXポータブル PSP the Best

・前作をやっている必要があるか
MXそのものはシリーズものではないのですが、ストーリー中に「前回の戦いでは~」という会話が何度か出るので、そこら辺を気にしなければ問題ないです。

・総合得点89点 ランクA+

・個人的評価 36点 A

・個別評価 53点 A

システム面 14点 A

新しさ 5点
快適さ 4点
システムのおもしろさ 5点

ストーリー面 15点 A

ストーリーのおもしろさ 5点
ストーリーのボリューム 5点
グラフィックと音楽 5点

キャラクター面 14点 A

個性 5点
スポットライト 4点
キャラ数 5点

ゲーマー面 10点 B

やりこみ 3点
ゲームバランス 3点
満足感(難易度) 4点


個別レビューです。
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
MX独特のシステムとしてはお気に入り作品を3作品(PS2は1作品)指定することで、指定作品は経験値や獲得資金の面で優遇されたり、育成しやすくなる特典があります。

また、ダブルアタックは便利で戦略性に幅が出るいいシステムだと思います!

『快適さ』
スパロボの共通部分ではありますが、セーブの利便性が高いです。
通常のセーブとは別に作れる中断セーブを利用すれば気軽に好きなところからやり直せれるので保険には最適です。

PS2版と比べると、お気に入りに選べる作品が3作品になったのは大きいですが、メディアインストール機能のないソフトの為、ロードが弱いです。

『システムのおもしろさ』
何かしらのスパロボシリーズ経験者の方なら説明は不要でしょう…。

初心者にも遊びやすい簡単操作で遊べます。

基本的システムはこちら。(記事は長いですので読むのなら覚悟はして下さいね☆ミ)
スーパーロボット大戦の基本システム - とある雑食型ゲーマーのゲームミュージアム


・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
ロボット作品の…ということに関係なく、ここまで見事なクロスオーバーストーリーもなかなかないような気がします。

類似設定を持つ作品を照らし合わせて違和感をなくす演出は他の作品にもよく見受けられますが、MXはもしかして原作のほうも繋がってるのでは?って思うほど見事に繋がっているんですね、はい。

『ストーリーのボリューム』
過去作への苦情から調整してこの話数になった。という逸話?曰く?付きの全55話のストーリーは確かに程よいボリュームでした。

欠点はお目当ての作品が早めに終わった場合のモチベーションの保ち方ぐらいですかね?
人によっては大きいかもしれません。

『グラフィックと音楽』
グラフィックに関してはスタッフさんこだわりのカットイン(だと思う)アニメーションの挿入部分が綺麗です。

音楽は楽曲アレンジが心地よい音色になっています。
同じくロボット作品で例えるなら、ガンダムOOの音楽が好きな方にオススメな感じです。


・キャラクター面について
『個性』
参戦作品を見れば分かる人には分かりますかね?結構くせ者揃いです(笑)

『スポットライト』
エヴァンゲリオンラーゼフォンライディーン、電童、ドラグナーゼオライマーを軸にストーリーが展開されます。

ほとんどの参戦作品が原作のストーリー終了後の設定になっていて、スパロボ作品としてはガンダムがほとんどストーリーに関与しません。(Gガンダムは除く)

『キャラ数』
やろうと思えば戦術ごとに編成を変えて遊べるほどには充実してます。


・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
やりこみ要素は隠しユニットや分岐ルートや育成ですね、この辺は可もなく不可もなくです。

『満足感(難易度)』
個人的には概ね満足です。
楽しようとすると終盤の苦労がえげつないことも含めて満足です!(皮肉でも嫌味でもなく)

『ゲームバランス』
最初に主人公機(リアル系)をフル改造します。
中盤以降にゼオライマーをフル改造します。
それだけでほぼ全てのステージを突破出来ちゃう簡単なゲームです!
ただし、分裂しなければ……

何故…エース2機が同じ部隊に?ということもあると思うので大事なのはバランス良く育成してることだと思います。

時間があるなら部隊を分けた際にゲームオーバーになる都度に少しずつ改造することで突破できるようにはなってます。

ゼオライマーに関してはザコ敵の殲滅的な意味でぶっ壊れ性能してたり、エヴァのATフィールドは強い。という例外はありますが、基本的にはきちんと育てれば全ユニット強いです。
なので、気に入ったキャラクターや機体を育成するのが楽しい遊び方だと思います!


最後に
PS2版に比べてPSP版の敵のステータスは約2倍に設定されています。
難易度の底上げ調整はそういうことらしいです。

ロードが長いのもあって戦闘をOFFにしない場合はそこだけでかなり時間がかかってしまうので、そこら辺の賛否多くてもったいない作品だと思います。

ロムさんの音声が優遇され過ぎな気はするけど、現状ではこれが最後?の出演らしいのでそう考えると感慨深いですね…

感慨深いと言えばもう1つ。
神谷明さんの最後のスパロボ出演作品らしいです。
3キャラ分やってらっしゃるのでファンの方は是非是非!

山寺さんも味方と敵それぞれいます。

そういえばエヴァのトウジが使えるので関智一さんのファンとしても少し新鮮なスパロボだった気がします。


スーパーロボット大戦MX

スーパーロボット大戦MX

  • 発売日: 2004/05/27
  • メディア: Video Game
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