とある雑食型ゲーマーのゲームミュージアム

基本的には少し古めのゲームを改めてプレイしてみてレビューしてます。

真・女神転生 デビルチルドレン 黒の書

真・女神転生デビル 黒の書
▽AB真・女神転生デビルチルドレン黒の書ゲームボーイソフト
GB真・女神転生 デビルチルドレン 黒の書 端子清掃済み箱無し・説明書無し・ソフト付
真・女神転生 デビルチルドレン 黒の書・赤の書


・プレイ作品

真・女神転生 デビルチルドレン 黒の書


・どんなゲーム?

真・女神転生 デビルチルドレン 黒の書とは、2000年11月17日に2本同時にアトラスより発売されたGB、GBC用のゲームソフトです。
女神転生シリーズの外伝作品に該当します。
かわいらしくデフォルメされたデビル(従来の悪魔)や簡略化されたデビルとの会話などが特徴で、通称デビチルと呼ばれています。
つまり、子供向けの女神転生、それがデビチルです。
この黒の書では男の子主人公のセツナとパートナーのケルベロスのクールのコンビで物語を進めていきます。(名前は変えれます。)


・前作をやっている必要があるか
一応女神転生シリーズの外伝という位置付けなので触れておきます。
直線的な繋がりはないはずなのでやってなくても全く問題ないです。

・総合得点88点 ランクA+

・個人的評価 39点 A

・個別評価 49点 A

システム面 12点 B

新しさ 4点
快適さ 4点
システムのおもしろさ 4点

ストーリー面 12点 B

ストーリーのおもしろさ 4点
ストーリーのボリューム 4点
グラフィックと音楽 4点

キャラクター面 12点 B

個性 3点
スポットライト 4点
キャラ数 5点

ゲーマー面 13点 A

やりこみ 4点
ゲームバランス 4点
満足感(難易度) 5点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
さすがに今の時代に慣れまくってる人からしたら何の目新しさもないですし、メガテンシリーズ経験者からしても新しさはないと思うのでそこら辺は察して下さると幸いです。
戦闘中に戦わずに交渉が出来るというのはメガテンシリーズのオリジナリティと言ってもいいんじゃないですかね?
交渉は失敗すると何も起きないこともありますが、基本的には交渉相手が怒って帰る、ステータスUP、自分のターンが丸々1ターン飛ばされる等の影響があります。
逆に成功すると基本的には対象のデビルが仲間になります。その他、体力を回復してくれる、お金を貰える、アイテムを貰える等の効果があります。また、仲間になる以外の成功パターンだと同時に戦闘が終わるので形勢逆転に欠けるのも有りかもしれませんね!
初の子供向け女神転生シリーズということも新しさになるのかな?という判断でもあります。


『快適さ』
VCのおかげなのかもしれませんが、GB時代のゲームにしてはあまりロード時間等が気にならずにわりと快適にサクサク進めました。
僕みたいに合体大好きなプレーヤーは各種確認作業がいちいちダルいという意味では若干のストレスに繋がるかもしれませんが(笑)
後はストーリーにしても何にしてもデビルとの会話を簡略化しすぎて若干の説明不足感は否めません。
子供の頃はそこは気にならなかったのでつまりはそういう事なのでしょう…考えるな、感じるんだ!って千枝ちゃんも言ってましたよね!ちなみにアニメ版とPS版の一部イベントではセツナの声が森久保さんなのでこのネタぶっこんでみました!え?分かりづらい?
それとストーリー上では気絶してても固定枠として交代の出来なかったクールですが、パーティー固定のせいなのかバトルネットに連れていけないんですよね!これは不便!


『システムのおもしろさ』
このゲーム…主人公のセツナとパートナーのクール以外にレベル上げという概念がないんです(笑)
いや、それ快適さマイナスじゃん!って思いますよね?大丈夫です!
逆にガンガン合体してレベルの高いデビルに変えていきつつ余ったデビルでクールをレベル上げしていけば難なくクリア出来ますのでそんなに気になりません!
また、僕はやりこみ要素として使った訓練所というものがあります。預けておくと一定回数の戦闘で預けたデビルが強くなります。ただし、ステータスが上がるだけでやっぱりレベルは上がりません。
また、ステータスが伸び続けるというよりかは伸びるステータスと下がるステータスが決まっているのでまんべんなく上げようとするとどうしても時間がかかるのでストーリー上ではあんまり意味ないと思います。が、バトルネットで戦い抜くには必須だと思っているのでやっぱりこのシステムは素晴らしいです!パズルみたいで楽しいですし、デビダス埋める為に走り回ってる合間に5~6まとめてステータス上げれるのでやりこむ人で手間を惜しまなければ最終的にはそこまで非効率ではないと思います。


・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
簡略化されてるのは子供向け作品なのとGBの容量の問題として目を瞑るとわりとよく出来ている作品だと思います。
ネタバレになるので詳しく書けないのが残念ですが、全体的に家族のお話だったり種族間での対立を描いたストーリーです。


『ストーリーのボリューム』
高得点付けてますが、大人が本気出せば1日かからないと思います。
のんびりやったり迷子になったりしながらでも2~3日ぐらいでクリア出来ると思います。
プレイ時間で言うと10~15時間ぐらい?早い人はもっと早いかもしれませんね!僕は寄り道しまくってよく迷子になったのでそこら辺が定かじゃないです!(笑)
じゃあ何故高得点なのか?答えは一応エンディングが3パターン用意されているからです!
GBでこれは十分じゃないですか!?
ちなみに僕は事前セーブを忘れて普通に1個見て終わりましたので残り2つは知りません←え


『グラフィックと音楽』
セツナとゼットのデザインがとにかく好きです。
デフォルメされたデビルのグラフィックは賛否分かれそうですが、僕はわりと好きです。
音楽についてはかっこいいんですけど、時代と容量のせいか若干パターン化されてるような気もします。それでも素晴らしい音で盛り上げてくれました!
でもデビダス埋めるための作業中とかずっと音聞いてると眠くなるんだよなー←それ多分お前だけ


・キャラクター面について
『個性』
個性はあると思います。ただ、会話が簡略化されているのでそんなに印象に残らないキャラクター多数でした。
バトルネットで出てきて、いたなーこんな奴。ぐらいの感覚です(笑)


『スポットライト』
セツナとクールとその家族達にはきちんと見せ場ありますよ!
あと各マオー達の捨て台詞とかも個人的に好きだったりしました。


『キャラ数』
250体でしたっけ?ポケモン並みですよ!
尚、赤でしか手に入らないとか通信合体限定とかetc.


・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)

クリア後にゲーム内でやりこみ要素としてまずはデビダスを…と勧められます。ポケモン図鑑埋めたい派におすすめです!ただし、合体事故限定種族のミュートは各々確率10%を越えていく必要があるのでこれはエンジョイ勢の域を越えています。
それはそれとして、個人的におすすめなのはバトルネットです。
本作中に出てきたキャラクターや歴代メガテンキャラ(当時)と戦えるのです!
どうせ訓練所で鍛えないといけないので自分の好きなデビルでパーティー組んで挑むと楽しいですよ!


『満足感(難易度)』
ストーリーはそんなに難しくないですが、クールのレベル上げサボったら難しくなるかもですね!クールをLv60ぐらいにして回復役を1体付けとけば余裕を持ってクリア出来そうです。まあ、クールも回復技使えるんですけどね!僕はハクリュウを回復役に連れてましたが使うことなくクールが一撃と見せかけた8回攻撃でボスを沈めてくれました!
バトルネットはですね…んww強い!楽しい!ですね!Aクラスは魔境かもしれませんね!
挑む前にBクラスのドッペルゲンガーくんに鍛えてもらいましょう!
うちのパーティードッペルゲンガーくんに負け続けましたが(3勝6敗)、代わりに戦い方を教わりました!如何なる時も同じパーティーで挑んでくるので案外勉強になりました!


『ゲームバランス』
今の時代にやっても十分楽しめる内容とバランスだと感じました。
難易度の項目にも書いてますが、戦闘難易度についてはストーリー中は子供向け、バトルネットは大人向けぐらいの感じですかね!
ダンジョンも場所によっては迷路みたいなところやパズル要素があったりと、飽きにくいとは思います。
ただし、エンカウント率が意外と高いので、迷っているとバトルの連続で工夫しないと残りHPとMPが尽きることも有るかもしれません。ここら辺は個人差出そうです。
とは言え、ボスの前はもちろん、要所要所でセーブポイントと回復ポイントがあるので総じて高めのゲームバランスを誇っているゲームだと思います。
減点ポイントは宝箱の位置です。黒の書ではどう足掻いても取れないのにMAPが同じのせいか普通に配置されてるのが残念です。


最後に
今の時代の最先端ゲームばかりをやっている方にはさすがにオススメ出来ませんが、この時代のゲームに抵抗のない方であれば十分楽しめるんじゃないかなーと思いますし、VCの値段分の価値はあると思います。
余談として本来日曜日に書く予定だった記事をここに書きますね!

黒の書と赤の書の違いについて
赤の書は未だに未プレイなので余談扱いなのですが、一応自分なりにちゃんと調べた事なので間違ってはいないはず…です。多分!
まずはストーリーについて。
大多数の人が赤と黒の違いは合体方法だけと答えていますが、ストーリーの印象が結構違うようです。
最初に戦う目的も異なりますし、黒の書では序盤は完全に伏せ字になっていて、物語を進めるにつれて謎が解かれてセリフが見えるようになる。という演出も赤の書では最初からメッセージも見えて謎の人物の正体も明かされいるらしく、謎解き体験は出来なさそうです。
結構イメージ違ってくるらしいので子供の頃にやってた思い出を懐かしみたい目的の方はせっかくだから別verを…って買うと後悔することがあるようです。
恐らく、黒の書は男の子向けに、赤の書は女の子向けに作られたのではないかなー?と個人的に思いました。

バージョンにより異なる合体方法について
黒の書では混血合体が可能です。異なる種族のデビルを合体させることにより、別のデビルを作り出します。
赤の書のようにデビルの能力を上げることは難しいですが、こちらでは新しいデビルを作りやすくなっています。
赤の書では純血合体が可能です。同じ種族のデビルを合体させることで、デビルの能力を高めます。混血合体もできますが、同じくベースとしたデビルの能力を高めるというもので、別のデビルを作ることが難しくなっています。
また、混血合体でしか手に入らないデビルはいませんが、純血合体でしか手に入らないデビルがいるので、黒の書は単体では絶対デビルのコンプリートが出来ません。

バージョンにより異なるパートナーデビルについて
黒の書ではケルベロスのクール、赤の書ではグリフォンのベールがパートナーになります。
パートナーとなるデビルは主人公の後ろについて回り、会話する事が可能です。
フィールドやダンジョンで話しかけると背中に乗って移動する事が可能となり、徒歩では越えられない地形を越える事が可能になります。
黒の書では手の届かない宝箱があります。

このようにシステム的には黒の書が不遇です。
ただし、ストーリー的に好印象が多いのは黒の書のようです。
買われる方はそこら辺はご注意下さい!



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