とある雑食型ゲーマーのゲームミュージアム

基本的には少し古めのゲームを改めてプレイしてみてレビューしてます。

スーパーロボットL

スーパーロボット大戦L

・プレイ作品

スーパーロボット大戦L

・どんなゲーム?
DSのスパロボです。
という事でボイス機能はありません。

主な参戦作品はマクロスF鉄のラインバレルガンダムSEED DESTINY、新劇場版エヴァンゲリオンコンバトラーVマジンカイザー等。


スパロボを知らない人向けに簡単に説明すると、作品の垣根を越えて様々なロボット作品が豪華競演するシミュレーションゲームです。


・前作をやっている必要があるか
世界観は同じくDSで発売されたスパロボWと同じみたいですが、ストーリー的な繋がりはないので、やってなくても特に問題ないです。

・総合得点 89点 ランクA+

・個人的評価 36点 A

・個別評価 53点 A

システム面 12点 B

新しさ 5点
快適さ 3点
システムのおもしろさ 4点

ストーリー面 15点 A

ストーリーのおもしろさ 5点
ストーリーのボリューム 5点
グラフィックと音楽 5点

キャラクター面 14点 A

個性 5点
スポットライト 4点
キャラ数 5点

ゲーマー面 12点 B

やりこみ 4点
ゲームバランス 4点
満足感 4点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
2機で1組のチーム制のスパロボでした。
チーム制自体は初めて遊んだスパロボがZだったので、違和感なく楽しめました。


スパロボLで初めて体験したシステムは、パイロットではなく、機体のほうに専用能力があり、エース機体とサポート機体と住み分け出来てていいシステムだと感じました。
逆に言えば、今作では改造値ボーナスを自在に付けられません。


資金力+10%はALL5段階強化で20%、MAX強化で30%なんですけど、そもそも機体強化に膨大に資金を使うので、どっちが効率いいのか分からなくなる心理的罠があったりなかったり。


『快適さ』
基本的なゲームシステムは従来のスパロボとほぼほぼ同じなので、遊びにくさはないんですけど、せっかく編成で組んだチームも、ストーリー上の強制出撃のユニット(機体)は、次の話でも編成から外れたままになるので、いちいち組み直すのが面倒だったり、時間かけて組んでも分岐ルートになったりすると二度手間どころか場合によっては時間の無駄になるので、そこは嫌でした。


あとは、周回プレイ時に機体の改造度が引き継がれてなかったので、周回するのダルいなぁ~って思いました。


僕のプレイスタイルが、エース機もしくは幸運持ち×資金30%+の組み合わせだったが故の不満なので、普通にエース機×エース機の組み合わせで編成してる分には比較的スムーズに遊べるとは思います。


これはスパロボWもそうでしたが、パイロット側の強化がPPではなく、有限のパーツを使っての強化になるので、そこは不便と言えば不便と言えるかもしれません。


『システムのおもしろさ』
スパロボとしての面白さは保証します。
スーパーロボット勢の合体や合体攻撃の豊富さが醍醐味ですかね!


横並びにするほか、同じチームに編成しても合体攻撃が使えるのは英断だと思ってます。


リアルロボットではマクロスFの合体攻撃が熱いです。


・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
ラインバレル、マクロスFが序盤から終盤にかけてストーリーの主軸になっています。
序盤から中盤にかけてはエヴァも結構入ってます。


同じくストーリーの軸の1つになっているガンダムSEED DESTINYなんですが、大幅改変されています。


ステラは死なず、ハイネも最後までパイロットとして在籍し続け、エンディングでシンとハイネの会話があったり、キラとシンの和解が早く、アスランは裏切らずにFAITHとして堂々とアークエンジェルと行動をするという綺麗なガンダムSEED DESTINYが描かれした。


デュランダルを含めた何人かの政治家のボス級は、ただの倒すべき敵というよりは、戦争を終わらせたい気持ちは同じ、人類の理想の進化の形の1つである、努力と功績は認める。としつつも、最終的に強行するやり方は間違ってる。
という衝突は意義がある戦いだと思いましたし、スパロボLのストーリーは全体的に考えさせられる部分も多くありました。


『ストーリーのボリューム』
3、4回ぐらい分岐がありつつの全41話なので、携帯ゲーム機としては圧巻のボリュームだと思います。
スパロボシリーズ全体としては平均よりやや少ない話数ではありますが、十分なボリュームでした。


『グラフィックと音楽』
スパロボシリーズの醍醐味でもあるサントラ風の原作の主題歌BGM、戦闘時のカットインアニメーションの格好良さは健在です。
ロードにカクつくこともなく滑らかな動きで格好良く動くので、せっかくプレイするなら一度は見ることをオススメします。


ストーリー上の演出で強制カットインされる戦闘ムービーはオフボイスながらもストーリーに合わせたセリフになっているので飛ばさないほうがいいと思ってます。


・キャラクター面について
『個性』
ユニット毎に移動力や攻撃範囲、武器の数が異なり、パイロット毎に精神コマンドが異なるので、それを個性として評価しました。


ストーリー的に見ても、一口にロボット作品と言っても、それぞれに特性があるので、同じ主人公でもそれぞれの個性が爆発してる印象はあります。


原作改変効果で個性が消失したシンはドンマイとしか言えませんが、これはこれで原作では見られない姿なので、いいんじゃないかな!


ちなみにですが、ダンクーガマクロスFのアイドル、歌姫が活躍するストーリーならではのミーアの立ち位置等がわりと好きです。
原作のミーアのエピソード悲しいからミーアが報われてよかったです!


あと、マクロスFの設定を飛び越えてバジュラの気持ちを唯一理解出来るイクサー3が個人的にわりとお気に入りでした。
優しくて純粋で明るいという絵に描いたような子供さに娘的な可愛さを感じたのが所以ですね。


『スポットライト』
ストーリー面のみで言うと、ガンダムW勢とマジンカイザー勢はおまけ程度なのかなぁ~って印象です。


『キャラ数』
2機1組にしてちょうどいいぐらい豊富でしたね!
プレイヤーがどんなプレイスタイルを選んでも対応出来そうなラインナップって感じでした。


・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
スパロボは分岐ルートもあるし、周回前提で1周目から遊ぶタイプなので、初見プレイ時は意気込みもやる気も熱中度も高く、資金集めから機体改造、パイロット強化に気合いを入れるんですけど、周回時の恩恵が思いの外少なくて一気に気持ちが冷めた感じがあるので、1周目は楽しかったなぁ~って感じの作品でした。


『満足感』
上に同じなんですが、周回時の引き継ぎ特典がちょっと不満。
あとは上記に書いた編成の不便さですね、それ以外は概ね満足です。


『ゲームバランス』
終盤はエンドレスに敵が出続けるステージも増えたり、雑にプレイしてたら難易度は高くなるかもしれません。
ステージの仕様としても機体改造度が引き継がれてるなら2周目が楽しいスパロボだったんだけどなぁ~
そこが惜しい気がしました。


最後に
参戦作品と登場キャラクター的に、ボイス有りなら桑島さんが大変そうだなぁ~って思いつつ、保志さんのファンとしてはフルボイスで遊びたい気持ちがあります。
だってブレラめっちゃ格好いいんですもん!


声有りでリメイクされないかなぁ~
ストーリーもよかったし、DSの内容なら何とかフルボイス化出来ないですかね?
まあ、しないのは分かってるんですけど。



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(本来はノヴァ)


おまけ


おまけ2