とある雑食型ゲーマーのゲームミュージアム

基本的には少し古めのゲームを改めてプレイしてみてレビューしてます。

喧嘩番長4~一年戦争~

喧嘩番長4 ~一年戦争~ - PSP

・プレイ作品

喧嘩番長4~一年戦争

・どんなゲーム?
メンチを切って最強の番長を目指す喧嘩番長シリーズのナンバリング4作目。
本編以外にも休日モードで47都道府県の番長が攻めてくる⁉️
また、喧嘩だけではなく、恋や友情も熱い!
喧嘩番長流の青春を謳歌せよ!!

・前作をやっている必要があるか
このシリーズは初めてプレイしましたが、問題なく楽しめました。

・総合得点 88点 ランクA+

・個人的評価 38点 A

・個別評価 50点 B

システム面 12点 B

新しさ 5点
快適さ 2点
システムのおもしろさ 5点

ストーリー面 10点 B

ストーリーのおもしろさ 4点
ストーリーのボリューム 3点
グラフィックと音楽 3点

キャラクター面 13点 A

個性 4点
スポットライト 4点
キャラ数 5点

ゲーマー面 15点 A

やりこみ 5点
ゲームバランス 5点
満足感 5点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
シリーズ初プレイなので、過去作と比べてどうかは分かりませんが、無作法で暴れまわることは良しとせず、あくまでもルールに則って番長を目指すべきだと示唆されつつ、やり方はあくまでもプレイヤーに委ねるという自由度が比較的高いゲームでした。

ルール破ってると周りも問答無用で復讐してくる勢いなので侍道シリーズに通じるところはあります。

個人的には秘密基地的な要素もあるたまり場好きでした。
街や学校にある持てる物をたまり場に持ち込むと居心地の良いたまり場になるっていうのは面白かったです。
卓を持ち込めば麻雀出来るのも高ポイントですよね!

『快適さ』
喧嘩番長たるものモラルも大事……ということで、シブい男を目指すことも1つの目標ではあるのですが、不可抗力でも容赦なくマイナス査定なので、目の前の敵はぶっ潰す方式だと後々面倒は増えます。
まあ、あえての孤独プレイもそれはそれで楽しいですけどね!

後は細かいロードが長いので、事前インストールはしたほうがいいと思います。

『システムのおもしろさ』
スパイクらしさ全開って感じなので、好みは分かれるかもしれませんが、主目的はあるものの、ある程度の自由さを保証してくれる安心と信頼のあのシステムです。

喧嘩の礼儀として、互いにメンチ切り合った後に軽いリズムゲームのようなタンカをキレるのも不良っぽくていいですね、いくつかの候補の中から自分で選べます。
長いと効果は強いけど噛みやすい。

喧嘩に関係するステータスについてですが、単なる腕っぷしの強さや体力だけではなく、何かと必要になる肺活量や足の速さ等の項目から任意で上げていけます。
レベルの概念に近い「男の器」が上がった時、神社の賽銭で1万払って強くなりたいと願った時、休日の他府県の生徒から確率・番長からは必ず3つドロップします。

喧嘩魂の集め方や使い方もプレイヤーの好みに合わせてプレイスタイルに反映させることが出来るのはGoodポイントです。


・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
最強の番長を目指して有名な不良学校に入り、入学早々に大暴れするのは比較的王道なエピソードだと思います。
主人公(速水)くんはモラルより実力派な節があるので仮にルールを破るとしても罪悪感は薄めの性格にはなってると思います。
ストーリー上で倒したボスキャラと徐々に友情を築く等、王道がゆえの面白さがありました。

『ストーリーのボリューム』
タイトルの通り、一年間の戦いになります。
各月のイベントの数は可もなく不可もなくぐらいの遊びやすいボリュームだと思います。

『グラフィックと音楽』
そこに力を入れている作品ではないと思うので、必要最低限な感じにまとめられています。
髪型、服装、髪色等のレパートリーもわりと豊富なのに肝心のグラフィックがそうでもないのはやや勿体ない気もしますが、ムービーは和調の色彩で緩やかに滑らかに動きますし、表情はわりと豊かに変わります。


・キャラクター面について
『個性』
王道の不良漫画に影響されてそうな感じはします。
節々でクローズっぽさを感じました。
それぐらいちゃんとした不良達の青春を描いた作品になっているので、王道ではあるものの、往年の不良の懐かしさを感じました。

速水くんに関しては、面倒だから力で解決しようとするわりになんだかんだで面倒見がよかったり、無個性ではない主人公というこの手の作品には珍しいタイプでした。
確かに番長の器は持ち合わせているなって感じです。

あと、休日モードの各都道府県の方言はやはり個性豊かでした。

『スポットライト』
メインキャラクターの人となりは分かるようにちゃんと作られていました。

『キャラ数』
学校の制圧に必要な人数も3学年分の生徒全員の名前付きですし、各都道府県の番長も個別の名前なので気合い入ってます。
ストーリーで絡んでくるキャラクターもサブイベント要因を含めれば結構多めだと思います。
ストーリー上で友情育んだ仲間(連れ)は電話一本で共に行動出来ますが、その数もそれなりにいるので、この手の作品としてはかなり充実していると感じました。


・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
校章集めたり、47都道府県の番長を倒したり、自分の喧嘩スタイルを見つけ出したり、身なりを充実させたり、女の子とのイベントを楽しんだり、やれることはたくさんありますし、ハマれば時間泥棒になる恐れはありますが、コスパとしてはいいと思われます。

『満足感』
期待以上の出来栄えでした。

『ゲームバランス』
ゲームのシステム上、プレイヤーのやり方に左右される部分はありますが、ルールを守ってゲームを無難に楽しむ分にはゲーム慣れしていない初心者でも楽しめる難度もあるので、不良系作品が好きな多方面の方が楽しめるように工夫されています。


最後に
さすが人気シリーズだな。って印象と、期待以上の面白さだったので、浪川さんが主役の初代と敵で出てくる2のフルボイスリメイクはよ、って感じです。

他のシリーズをやってないからなのかもしれませんが、侍道とガチトラを足して2で割ったみたいな印象のゲームでした。


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おまけ