とある雑食型ゲーマーのゲームミュージアム

基本的には少し古めのゲームを改めてプレイしてみてレビューしてます。

仮面ライダー クライマックスヒーローズ オーズ

仮面ライダー クライマックスヒーローズ オーズ - PSP

・プレイ作品

仮面ライダー クライマックスヒーローズ オーズ

・どんなゲーム?
クウガからオーズまでの平成ライダーが集結した格闘ゲームです。
最強フォームやサブライダーも大集結!
オーズとWが主役ポジションということもあり、貴重なご本人ボイス。
電王の各フォームやキバット等の豪華声優陣も集結!

・前作をやっている必要があるか
クライマックスヒーローズはシリーズ化されてますが、繋がりは特にないのでやっておく必要はないです。

・総合得点 93点 ランクS

・個人的評価 38点 A

・個別評価 55点 A

システム面 14点 A

新しさ 5点
快適さ 4点
システムのおもしろさ 5点

ストーリー面 13点 A

ストーリーのおもしろさ 4点
ストーリーのボリューム 4点
グラフィックと音楽 5点

キャラクター面 14点 A

個性 5点
スポットライト 4点
キャラ数 5点

ゲーマー面 14点 A

やりこみ 5点
ゲームバランス 4点
満足感 5点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
一部ライダーは声も含めて本物なんですけど、ほとんどの過去ライダーは声優さんを起用したものとなっています。
中には、今では超人気声優となった島崎信長さんもいます。

また、オーズ・Wがそれぞれ主人公を務めるラグナロクモードは各ライダーの特徴を活かした設定になっていて、上手く落とし込んでいるなぁ~と感じました。

スーツアクターもクレジット表記的には永徳さん達を起用しているっぽいので、それぞれのライダーの動きにも違和感なく感じます。

フォームチェンジのスムーズさや工夫も感じられたので、お見事でした。

『快適さ』
ラグナロクモードをこなさなければライダーの開放と最強フォームの解放がされないので、場合によってはそこが億劫かもしれません。
ラグナロクモード内でも影響しますが、ムービー演出が入るほうの必殺技の有無は意外と大きい気がしました。

『システムのおもしろさ』
平成仮面ライダーファンとしてはテンション上がる内容でしたし、操作感も悪くはなかったので個人的には特に文句はないです。

PSPがまだ動くご家庭で菅田将暉さんのファンのお母様やお姉様は試しに遊ぶ価値はあると思います。
フィリップ主体のファングジョーカーが懐かしすぎて泣けます。

龍騎シリーズのカードデッキ、電王のフォームチェンジ、オーズのメダルコンボの再現性は正直テンション上がりました。
Wもフォーム多くて優遇されてますよね!さすが本物!心なしか気合いの入り方が違う気がします。


・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
訳の分からないまま謎の世界に呼ばれ、最強のライダーを決める為に他のライダーを倒せと頭に響く声、主人公チーム(オーズorW)は自分たちを呼び寄せた張本人であるラグナロクを倒す為に仲間と共に進む……というのが主なストーリー内容です。

すごろくのようなMAPを1マスずつ進み、道中で無条件だったり倒した後でライダーを仲間にする仕組みは珍しくはありませんが、操られていたり、自分の意思だったり、加入理由だったり、拒む理由だったり、抜ける理由だったりが「なるほど、君らしいな」の一言に尽きるぐらい各々のライダーの再現性が高いです。

ご本人ボイスのパンチホッパーとかあの人らしくて好感しかなかったです。

他にも龍騎勢やカイザは元々のキャラクターとゲームの世界観がマッチしてて軽く感動しました。

『ストーリーのボリューム』
携帯ゲーム機ですし、各ステージなかなかしっかりしていることもあり、十分なボリュームだと思っていますが、主人公をわざわざ2人に分ける意味はあまりなかったかなぁ~って気はします。
まあ、分岐で仲間に出来るライダー変わる場面もわりとあるので、主人公2人制だと作業感は薄まりますけどね!
もしかしたら製作陣の気遣いなのかな?

『グラフィックと音楽』
実写感とCG感のバランスがわりと好みでした。あと色合い。やっぱ早瀬さんのデザイン好きだなぁ~
世代なので。

クライマックス演出でそれぞれのライダーの主題歌BGM流れるのは神演出ですよね!
キバのBGMが挿入歌というかエンディングなのも熱い。
声は瀬戸くんじゃないのに瀬戸くんを感じるからキバへの愛も感じました!
キバットタツロットは本物(杉田智和さんと石田彰さん)なのに声が瀬戸くんじゃない違和感を見事にカバーしています。


・キャラクター面について
『個性』
前述した通り、愛を感じるほどの再現性の高さなので各ライダー+αに個性があり、声が違ったとしても各ご家庭で親子でも楽しめる仮面ライダーのゲームとしての創意工夫を感じました。

『スポットライト』
一応ラグナロクモードで全ライダーにスポットライト当たりますが、主役2人(3人)に比べたら差は大きいです。

でも、蟹さんことシザースは原作さながらの扱いだったので、ファンサービスかもしれないと思いました。

何にせよ、数が多いこともあってなのか、活躍度合いの差はあります。
仕方ないですが。

『キャラ数』
クウガからオーズまでの主役、サブライダーに加えてリュウガ、ダークカブト、ネガ電王等のダークライダーもいるのは驚きました。
というか龍騎のライダー総出演なのはわりと熱かったですね、子供の頃見てたので!


・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
やれることがめちゃくちゃ多い……という訳ではないですが、原作のある作品をモチーフとした格闘ゲーム且つ作品の垣根を越えたお祭り作品としては最高峰のクオリティだと感じました。
平成仮面ライダー全般が好きな人はテンション上がると思います。
が、本人しか認めないという意見の場合は向いてないです。

『満足感』
大満足の一言です。
これに尽きます。

『ゲームバランス』
誰とは言いませんが、「いや、技少ないな、原作でも確かに負け癖あるイメージだけど……」ってキャラクターもいるので、やや減点しましたが、基本的には各々の特性さえ理解していれば誰が強くて誰が弱いはあんまりないように感じました。
主人公ライダーに関してはですが。


最後に
贔屓目は入った評価です。
あと、大人の事情は考慮してグチグチ言わないことが前提のレビューです。

仮面ライダーのゲームは、初代、V3、クウガ、アギト、555、カブトと遊んだことがありましたが、クライマックスヒーローズは初プレイでした。

菅田将暉さんに対して瀬戸くんだったのは、俳優さんとしてどっちがどうこうではないです。
キバは思い入れが強くて好きな作品なので、そこを表す為の普段の呼び方をしたまでです。
菅田くんも普段は菅田くん呼びです。

話は逸れましたが、そのライダーが出れないよりは声変えて出してもらえたほうが嬉しい気がします。
一個人の意見ですが。


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