とある雑食型ゲーマーのゲームミュージアム

基本的には少し古めのゲームを改めてプレイしてみてレビューしてます。

遊戯王GX スピリットサモナー

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX SPIRIT SUMMONER


・プレイ作品

遊戯王デュエルモンスターズGX SPRIT SUMMONER


・どんなゲーム?

遊戯王GXの世界観を追体験できるゲームです。
ストーリーは基本的にはアニメ第1期(セブンスターズ編)を踏襲した内容になっていますが、プレイヤーの分身が主人公として成り代わってるので本来の主人公である遊戯十代の出番は少なめです。


デュエリスト育成学校に入学した気分でデュエル三昧の日々を送ることで自ずとストーリーは進みます。

・総合得点93点 ランクS

・個人的評価 40点 A

・個別評価 53点 A

システム面 13点 A

新しさ 5点
快適さ 3点
システムのおもしろさ 5点

ストーリー面 14点 A

ストーリーのおもしろさ 5点
ストーリーのボリューム 5点
グラフィックと音楽 4点

キャラクター面 14点 A

個性 5点
スポットライト 4点
キャラ数 5点

ゲーマー面 11点 B

やりこみ 5点
ゲームバランス 2点
満足感(難易度) 4点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
学園の生徒として行動出来るので、GX時点でのルールについての理解度を試される問題が多数用意されています。


毎週月曜日に定期テストとして行われる選択問題、ストーリーの進行度により順次増えていく詰めデュエル、クリア後のエンディング時に遊べる神経衰弱などがあります。


詰め将棋……じゃなかった、詰めデュエルが結構面白いんですよね、使ったことないカードとにらめっこしながらピンチを脱するのが楽しかったです。


エンディングの神経衰弱はクリアデータセーブ後の起動時に届くパスワードの入力でエンディングクレジットと共に再度遊べます。
地味にスコアが用意されてるので限られた時間内でどれだけできるか試したり競ったりも楽しいですね!


『快適さ』
序盤はデュエルできる相手が限られてるわりに行動範囲自体は広いのでよく分からずに時間を浪費するかも?
あとは個人的には自分(プレイヤー)はクリア後にようやく開放されたパックで入手できたのに相手は普通に使ってくるみたいなのはフェアじゃないような気はします。


『システムのおもしろさ』
ストーリーを進めていくことでデュエルできなかった人とデュエルできるようになるのは案外肯定派です。
あとはデュエリスト登録すると来るメールとかいいですよね、それ目当てでデュエル三昧してました。


あとは主人公特権?で精霊を付け替えたりできますが、精霊GETの条件はわりと面倒っていう。
あ、でもピケルorクランが後ろにいると癒される気がします。


特定の人物とたくさんデュエルすると友情の証にカードくれたり、お揃いの服貰えたり、デュエルディスク貰えたりします。


とにかくデュエル三昧なデュエル島ですが、飽きない工夫はされてたので最後まで楽しめました。


・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
十代と共にドロップアウトボーイのレッテルを貼られ、バカにされ、嫌がらせを受けながらも楽しく学園生活を過ごす内に次第に認められていき……みたいに思ってプレイしてました。
長い学園生活の中で完成させた渾身のデッキで万丈目くんと何度も何度もラストバトルに向けての調整を繰返し、エンディング前にクロノス先生の笑顔が見れた時、正直嬉しさが半端なかったです。


あ、実際のストーリーの話はですね、わりとシリアスな部分多めなので普通に面白かったです。
兄妹の絆とか友情とか燃えました。
あとは暗躍する陰謀とか思惑とかですね、セブンスターズ編って面白いですよね!


『ストーリーのボリューム』
参考にならない僕のプレイ時間は70時間超です!


『グラフィックと音楽』
CGの部分が微妙なのか、カードに描かれているモンスターと印象が変わりました。ブラック・デーモンズ・ドラゴンってデーモンの召喚の要素強いんだなーとか、ドラゴンエッグってめちゃくちゃドラゴン飛び出してる……とか。


音楽はDSらしい爽やかで楽しげなアップテンポから闇のデュエルの緊迫感ある重低音と幅広くてめちゃくちゃ好きでした。
PSやGBA遊戯王の雰囲気を思い出すBGMでした。


・キャラクター面について
『個性』
いろいろいるんですけど、個人的には万丈目サンダーとかザウルスくんとかクロノス先生とか個性強めだと思います。
あとは吹雪さんはむしろ個性の塊かなーと。


番外編として取巻太陽くんという名前からして主張の激しい人の名前を出しておきましょう。


『スポットライト』
原作準拠なのでここは割愛します。
が、十代に成り代わったことで早乙女レイちゃんと晴れて両想いになることができ、「遊びにきちゃった」の可愛さにやられたのは言うまでもないです。


『キャラ数』
意外と精霊が多いっていう。


・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
1の為には2が必要で、2の為には3が必要みたいになったときはさすがに億劫ですけどね(笑)


『満足感(難易度)』
満足感としては高めでした。難易度は高めかも?
CPU相手でも多少の駆け引きはしておいたほうが勝率上がるので脳筋プレイだと下手したら詰むかも?微妙?ぐらいの難易度だと感じました。闇のデュエルは事前セーブしてないと後悔するかもです。(←しました)


『ゲームバランス』
CPUにはこちらの伏せカードが分かってるのか?というぐらいピンポイントでほぼ確実にミラーフォースなどのモンスター破壊カードをなんやかやで排除してきます(サイクロンとかで複数枚伏せててもそれが選択される確率大)。


TCG運ゲー要素にそれが絡むだけでめちゃくちゃゲームバランス崩れてる気はしますが、それを踏まえて慎重なプレイングしてればどうにかなったりします。
でも闇のゲームの敵は一律で強かった気がしました。
カイザーとか平気で攻撃力1万越えしてくるので運か根気で勝つ!みたいでデュエルしてたか分からなかったです(笑)


最後に
発売当初の時点で未収録カード多数というゲームでもあるので、若い世代やめちゃくちゃ遊戯王に詳しい人向きのゲームではないです。


類似作品の遊戯王タッグフォースとの違いですが、スピリットサモナーのほうがストーリーの再現度は高いです。
また、GXを知らない場合でもセブンスターズ編の流れが大体分かると思います。
ただし、キャラクターボイスがついてないです。バトル演出も最低限です。
そしてシングルバトルです。DSです。


逆にタッグフォースはある程度知ってることが前提の端折り気味のストーリー再現ですが、バトル時には声優さんによるパロディーありのセリフ込みの演出ありです。
タッグフォースなのでタッグデュエルに力入ってます。パートナーで難易度変わります。PSPです。


パッと思い付いた違いはこんな感じです。
参考になれば幸いです。



ちなみにタッグフォース1、2が気になった場合の参考記事はこちらです。
gamemacine.hatenablog.com
gamemacine.hatenablog.com


関連商品


おまけ


実機