とある雑食型ゲーマーのゲームミュージアム

基本的には少し古めのゲームを改めてプレイしてみてレビューしてます。

テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー

テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー - PSP

・プレイ作品

テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー

・どんなゲーム?
カノンノと愛を確かめ合うゲームです!←違います
GB、GBAと続いたテイルズオブザワールドシリーズ初のPSP用ソフトです。

・前作をやっている必要があるか
テイルズオブザワールドとしての前作と言えば、なりきりダンジョンシリーズになりますが、違う世界観なのでこの作品を遊ぶ上でわざわざプレイする必要はありません。
歴代テイルズに関しても参戦キャラクターの最低限の情報は貰えますので無理にやる必要はないです。(今更この作品を扱う当ブログに辿り着いたなら少なくともテイルズ好きな方な確立が高いとは思いますが!)

・総合得点73点 ランクA

・個人的評価 30点 B

・個別評価 43点 C

システム面 10点 B

新しさ 4点
快適さ 2点
システムのおもしろさ 4点

ストーリー面 10点 B

ストーリーのおもしろさ 4点
ストーリーのボリューム 4点
グラフィックと音楽 2点

キャラクター面 11点 B

個性 4点
スポットライト 4点
キャラ数 3点

ゲーマー面 12点 B

やりこみ 5点
ゲームバランス 3点
満足感(難易度) 4点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
外伝とはいえ、テイルズシリーズ初のキャラメイキングシステムの導入は当時なかなかの感動というか、高揚感を覚えました!
改めて遊ぶと、戦略性とか幅とかはなりきりダンジョンのほうが上に感じましたけどね!まあ、それは独自性とは異なるので(笑)
生産という名の錬金術だったり、歴代キャラクターと戦えたり、その歴代キャラクター達の意外な組み合わせと戦えたり、そこら辺は面白い試みですよね!ちなみに歴代キャラクターは最大3人を同時に相手にしますが、プレーヤーは1人ですよ!理不尽!

『快適さ』
フリーラン導入や生産の優秀さ、ロードも比較的早くて苦ではない、ダンジョン以外の移動はショートカットでスムーズ、町に帰るだけでHP、TP全回復&状態異常回復。
快適性としては理想とも言えるかもしれないシンボルエンカウントで道中の戦闘をプレーヤーがある程度コントロール出来るという素晴らしいシステム!(ダンジョンマップによっては無理なことありますが、ラストダンジョンに関しては全避けでラスボスまで辿り着けます)。

と、ここまでの好印象の全てを台無しにしかねないのがパーティー編成の時点で傭兵(歴代キャラクター含む)が断ること、クエスト毎に強制的にパーティー解散、歴代キャラはそれぞれ決められた町の宿屋でしか編成出来ない、歴代キャラ以外の傭兵はレベルが固定ではない(主人公のレベル近辺で毎回自動振り分け)。
名声と好感度高めても普通に断ってくるし(笑)
最終的にレベル差開きすぎてクリア時のパーティーに歴代キャラ1人もいなかった…リオンとはいい関係築いてたはずなのに何故!?
歴代キャラを自由にパーティーに入れることを諦めれば快適さは4点ぐらいですかね!

『システムのおもしろさ』
戦闘システムに関してはアビスの流用で、ほぼ同じ感覚で遊べます。
gamemacine.hatenablog.com
リニアモーションバトルに関しては上記の記事を参照下さい。
面白かったし、便利だったけど、その分手間も少々って感じでした。苦ではなかったですけどね!

キャラクターメイキング
名前、職業、フェイスパターン、性別などを自由に設定できます。
職業は初期状態で選べるのは戦士、盗賊、僧侶、魔術師の4種類だけですが、ストーリーを進めると、剣士や格闘家など職業が増えます。
フェイスパターンは言うほど多くないので過度な期待はやめましょう!性別毎に3種類のボイスパターンが用意されていて、そちらも好きなのを選ぶことが出来ます。

エス
プレイヤーはアイリリーのアドリビトムとして各アドリビトムの受付で様々なクエスト(討伐、探索、配達etc.)を受けます。
エストをこなすと報酬と共に自身の名声も上がります。
ある程度クエストをこなすとメインストーリーのクエスト(色が濃く表示されています)を受けられるようになったりもします。

職業一覧
主人公が転職可能な職業の一覧です。

剣士・格闘家・ビショップ・魔法剣士・狩人・忍者は上級職で、ゲーム開始時には選ぶことが出来ません。
また、上級職へ転職するには、それぞれの「紹介状」と相応のグレードポイントが必要と成ります。
また、各職業には男女1人ずつ傭兵が設定されていて、仲間に入れることが出来ます。

戦士 - パワー重視の職業であらゆる武器と体術を使って戦う初心者向けの職業です。
盗賊 - 短剣を用いた隙のない攻撃と素早い動きで敵を撹乱し、またアイテムを盗むこともできる初心者、中級者向けの職業です。
僧侶 - 後方から回復魔法や補助魔法、光魔法で味方をサポートする上級者向けの職業です。
魔術師 - 後方から魔法で攻撃する(最終的には後述のビショップよりも強力な攻撃魔法を覚えます。)上級者向けの職業です。
剣士 - 純粋に剣のみを扱い、多彩な技で戦う上級職です。
格闘家 - 己の拳を武器とする上級職です。ダウンしている敵に有効な投げ技を使うことができます。
ビショップ - 回復魔法と攻撃魔法をバランスよく使いこなす上級職です。
魔法剣士 - 剣と魔法を使いこなす上級職です。万能ですが、装備可能なアイテムがある程度限られてしまうのがたまに傷。
狩人 - 弓矢による遠距離攻撃や補助技で味方をサポートする上級職。ディーゼル(男)とロビンライト(女)。
忍者 - 特殊な動きと独自の技を使う上級職です。

生産
他のキャラクターからレシピを教えてもらうと「生産」ができるようになります。
「生産」コマンドでは、従来のテイルズオブシリーズにあった「料理」だけでなく、武器や防具の強化、アイテムの作成などができるようになっています。
料理では食材アイテムから回復アイテムの「料理」を作ります。
「鍛冶」、「服飾」、「道具」では武器や防具を鉱石や宝石で強化できます。
パラメータの強化だけでなく、特殊能力を付加することもできます。
また、石ころを研磨剤にしたり、複数のアイテムから別のアイテムを作成することもできます。
ただし、成功率や強化の効果は生産スキルに依存します。

・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
個人的には結構好きなんですよ、このストーリー。
100%後味がスッキリというものではないので、最高得点は付けられませんが!
簡単に言うと、世界崩壊の危機に対して対抗勢力として生み出されたのが主人公で、異世界をも巻き込んだ壮大な世界戦線というのがメインストーリーです。
歴代キャラの使い方が巧い。

『ストーリーのボリューム』
スムーズにやって多分20時間ぐらい?僕は26時間ぐらいでしたが、後半大幅に無駄なことして4時間以上は余計に時間かけてるんで!主に料理にハマってひたすらLet'sクッキング!してました!
何にせよ、最初に自分が思ってたよりはガッツリ遊びました!

『グラフィックと音楽』
これは完全に僕のミスというか、個人的な意見なので点数には反映してませんが、つい最近までドット絵調のファンタジアをやってたので3Dっぽくなるとどうしても違和感が…(笑)
それはそれとして、グラフィックそのものが少々粗いかもな?と感じました。
例えば、狩人同士ということもあってか、チェスターとリッドはよく一緒にいますが、絵師のタッチが違いすぎて並んでるとどうしても違和感が気になりました。
音楽に関しては良かったですが、僕は元々、個人的にテイルズの音楽が好きなのであえて加点には繋げない方向にしました。
あ、でも、OPとEDを同一歌手が担当しているのはGOODでした!

・キャラクター面について
『個性』
テイルズにしてはぶっ飛んだキャラ設定の人いなかったなぁ~という印象です。
某シスコンと某貴族の個性は相変わらずでした!!

『スポットライト』
カノンノ愛してry
キャラ少ない分、一応各キャラ見せ場は有りましたよ!

『キャラ数』
ファンタジア~アビスまでの作品から合計19人(戦闘に参加できるのは14人)参戦しています。
キャラは少ないですが、その分きちんとストーリーにも世界観にも溶け込めてるし、体感としてはこの作品においては充分だと思います!

参戦している歴代テイルズキャラクター
テイルズオブファンタジア
チェスター・バークライト
アーチェ・クライン

テイルズオブデスティニー
スタン・エルロン
ルーティ・カトレット
リオン・マグナス
ウッドロウ・ケルヴィン(非戦闘員)
フィリア・フィリス(非戦闘員)

テイルズオブエターニア
リッド・ハーシェル

テイルズオブデスティニー2
ナナリー・フレッチ(非戦闘員)
ハロルド・ベルセリオス(非戦闘員)

テイルズオブシンフォニア
ロイド・アーヴィング
クラトス・アウリオン
ジーニアス・セイジ
リフィル・セイジ

テイルズオブリバース
ユージーン・ガラルド
アニー・バース(非戦闘員)

テイルズオブレジェンディア
セネル・クーリッジ

テイルズオブジアビス
ルーク・フォン・ファブレ
ティア・グランツ

クレス省くってなかなかの勇気ですよね(笑)
剣士でプレイしてるとチェスターが俺の親友……ってなるのはいい演出。
マイソロのチェスターは嫌いじゃないよ!

・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
ドロップ率は運次第…なレア装備の収集をするのであればかなりの根気と時間もしくは相当の運が必要です。
普通のやり込み要素としては定番の図鑑、そして各種生産スキルレベルMAXですかね!
生産は地味に楽しいのでおすすめです!(ハマらなければすぐやめましょう!)

『満足感(難易度)』
概ね満足です!(システム的に)リオンから引き離されたこと以外はね!!

『ゲームバランス』
フリーランは良くも悪くもゲームバランスを崩すものだね!!

最後に
12年振りぐらいにやりました、このゲーム。
昔はわりとサクッとクリアしてたのに今回結構時間かかったなぁ~
(当ブログ的に)ゲームとしてはAランクってのは伊達じゃないってことですね!

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