とある雑食型ゲーマーのゲームミュージアム

基本的には少し古めのゲームを改めてプレイしてみてレビューしてます。

テイルズ オブ バーサス

テイルズ オブ バーサス(初回生産限定:「無料プロダクトコード」同梱) - PSP

・プレイ作品

テイルズオブバーサス

・どんなゲーム?
テイルズオブシリーズ初の対戦格闘ゲームです。
リニアモーションバトル(奥行きのない、フリーランのない初期のテイルズの戦闘システム)が採用されています。
基本的な操作感(技の出し方等)はテイルズです。
戦闘中にアイテムがフィールド上に現れたり、相手のライフを時間内に多く削るもしくは削りきると勝利など、イメージとしてはわりとスマブラっぽいと思っていただければ。

参戦作品はファンタジアからハーツまでですが、エターニアからはファラ、リバースからはユージンとマオが参戦という形なので両作品は主役が参戦せず。ということになります。

・前作をやっている必要があるか
歴代テイルズをやっている必要性についてですね、知っていると何かと府に落ちるところはありますが、知らなくても大丈夫な作りにはなっています。

・総合得点74点 ランクA

・個人的評価 29点 B

・個別評価 45点 B

システム面 10点 B

新しさ 4点
快適さ 1点
システムのおもしろさ 5点

ストーリー面 13点 A

ストーリーのおもしろさ 4点
ストーリーのボリューム 5点
グラフィックと音楽 4点

キャラクター面 13点 A

個性 4点
スポットライト 5点
キャラ数 4点

ゲーマー面 9点 C

やりこみ 5点
ゲームバランス 1点
満足感(難易度) 3点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
テイルズ版スマブラとか言われた時点で二番煎じではあるのですが、歴代キャラクターを直接主人公にしてる分、クロスオーバー感は歴代テイルズオブザワールドより上に感じました。
共通認識で戦うよりは各々の事情で戦う点がテイルズっぽくて僕は好感持てました。

『快適さ』
これが劣悪すぎる(笑)
遊べば遊ぶほど強く出来るのはいいシステムなのに戦闘前後のロード時間がとにかく長い。
いざ戦闘が始まったらCPUが無駄に走り回るせいで余計に時間がかかる。
野良バトルに関してはプレイヤーキャラの強さに合わせて敵が決まるので、ポイント制だとパートナーが落ちまくって負ける場合も……
ストーリーの都合上、プレイヤーが1人の場合は常に自分と近いステータスの敵を2人同時に相手する野良バトルなのでちょっとうざいetc.
僕の個人的な感想だけで言うと、敵が強いのも1vs2も構わないので、ロード時間とおいかけっこ状態になるのはやめてほしいですかね。

『システムのおもしろさ』
フリーラン等の奥行きがない代わりに壁や高低差、ステージギミックがあります(故にスマブラっぽい)。

また、今作はレベル制ではなく、戦闘終了後に獲得できるGPを使ってキャラクターを自由に強化することで成長させていくシステムです。
なので、同じキャラクターでもプレイヤー毎の特徴を出せます。
一定のGPを獲得すれば術技(秘奥義)を覚えます。

・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
選んだ主人公目線でのみ言えば満足度は高いです。
原作では描かれてない(はず)の和解は賛否ありそうですが、僕は好きなので別にいいです。
英雄が復讐に燃えるのも悪くはない……と思う。多分、きっと。
個人的な不満はセネルの扱いです。
なんでこんな喧嘩吹っ掛け屋みたいになってんッスか(笑)
まあ、弁明は聞いたんで、別にいいんですけどね?いいんですけどねー!!(ザックス風)

『ストーリーのボリューム』
基本2人組で、4×2+1のストーリーがあるんですが、それぞれわりとちゃんとしてます。
僕の場合は1編につきおよそ3~5時間の所要時間でした。

『グラフィックと音楽』
フェイスチャットの時のリタとアニスが鬼可愛い。以上です←え

・キャラクター面について
『個性』
基本的に自分の為か、みんなの為か、傭兵かで分けられます。若干名復讐に燃えてる人もいますが。
そういう意味では1人1人の個性は薄めです。
どちらかと言えば、国という名のそれぞれのシリーズの代名詞というかそういうのの使い方が上手かったです。
クレスはダオスに人生を狂わされ、ロイドはコレットの為に、カイルは父を探して三千里、ルークは背負わされた宿命を受け入れて成長、ジェイドは裏で暗躍、ユーリはお守り……等、上手かったですね!
リバースとテンペストはやってないので比べられなかったです、ごめんなさい。
察するに……獣人差別?

『スポットライト』
主役の皆さんはもちろん、サブイベントも駆使して全体を通せば、一応みんな大なり小なりスポットライト浴びます。

『キャラ数』
ミニゲームのほうも入れたら総勢参加人数はなかなかのものなんですが、そこにリッドやフリオ、キャロ使うなら本編にも呼ぼうぜ!って思わなくもない今日この頃。
フリオ&キャロ編はわりと普通にやりたかったです……

・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
やりこむつもりなくても、何となく全部やろうとすれば100時間前後遊べる内容にはなってます。
なので余計残念ですよね、ロード時間。

『満足感(難易度)』
難易度としては結構満足しています。
あとは……察してください。

『ゲームバランス』
圧倒的調整不足っていう欠点があるのでこの評価はしょうがない。

最後に
あまりにも調整不足感あったのでお得意のマイナーチェンジ版もしくは完全版出すのかな?って思ったらそれどころか続編すら出なかった幻の迷作?

ぶっちゃけ途中からストーリーは見たいけど、戦闘が億劫みたいな状態になったので人気が出なかった理由も何となく分かるような気はします。

いや、でも面白かったのは面白かったですよ!
キャラクターを成長させないほうがスムーズかもしれないのを見越してなのか、GPによる成長はリセット出来ますし、手間を惜しまなければ普通に楽しんで遊べます。
ただし、ロード時間はどうしようもないです。
メディアインストール付ければ良かったのに!!(本心)

ちなみに隠しシナリオはダオス編です。
没シナリオはバルバトス編らしいです。
フリオ&キャロ編やりたい……


テイルズ オブ バーサス(特典なし) - PSP

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  • 発売日: 2009/08/06
  • メディア: Video Game

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