とある雑食型ゲーマーのゲームミュージアム

基本的には少し古めのゲームを改めてプレイしてみてレビューしてます。

テイルズオブファンタジア フルボイスエディション

テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション- - PSP

・プレイ作品

テイルズオブファンタジア フルボイスエディション

・どんなゲーム?
伝説のRPGの肩書きを持つテイルズオブシリーズの原点、テイルズオブファンタジアの移植作品です。
原初のテイルズを少しやり易くしたイメージです。
類似作品というか、なりきりダンジョンXとの違いはロンドリーネを使えるか使えないかという部分と戦闘システムです。
元々のファンタジアに近いのがフルボイスエディションです。

・総合得点77点 ランクA

・個人的評価 30点 B

・個別評価 47点 B

システム面 10点 B

新しさ 3点
快適さ 2点
システムのおもしろさ 5点

ストーリー面 13点 A

ストーリーのおもしろさ 4点
ストーリーのボリューム 5点
グラフィックと音楽 4点

キャラクター面 12点 B

個性 3点
スポットライト 5点
キャラ数 4点

ゲーマー面 12点 C

やりこみ 5点
ゲームバランス 2点
満足感(難易度) 5点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
当時のことが分からないので今となっては驚きも少ない。というコメントになってしまって申し訳ないですが、そういうことです。
シンプルなテイルズといった感じです。さすが初代の移植版!

『快適さ』
快適性は正直あんまり…
味方のAIがあんまり賢くないように感じました。
レベルとか装備以上に隊列が重要な気がしましたが、戦闘の度に変えるのはめんどくさい…でもやらないと道中に全滅しそうな場面も少なくはない…そんな危うい冒険でした。(プレイスタイルで個人差はあると思います)
あ、でも、GRADEは異様に貯まるので1周終わるだけで引き継ぎ特典ほぼ付けれるんじゃないかな?

『システムのおもしろさ』
テイルズらしさとも言える独自のシステムは最低限は揃ってます。
テイルズの基本システムはこちらの記事参照です。
gamemacine.hatenablog.com
ルーンボトルをこんなに使ったの初めてだ!っていうぐらいめちゃくちゃ使いました。

・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
テイルズシリーズの特徴の1つ、勧善懲悪ではないストーリー…その中でもトップクラスに悩ましいのがこのファンタジアかも?
マルチストーリー制ならダオスに付きたいぐらいです。(神黎はCV森川智之さんのキャラクターと対峙した時に従いたくなる癖があります)
面白いというよりは深い。独自の苦味とスパイス。決して甘くはない。けれど癖になる。そんな深みのある味をしたストーリーでした。

『ストーリーのボリューム』
テイルズとしてのデフォルトだとは思います。というよりこれが初代だから後のテイルズシリーズもファンタジアを基準にしている。という表現が正しいんですかね?

『グラフィックと音楽』
グラフィックはPSP作品の中ではあんまり綺麗ではないように感じましたが、原作の雰囲気がこうだったのかな?
ストーリー中に入ったアニメーションはやっぱり綺麗でした。
エンディングの時の挿し絵も綺麗でした!
音楽は緩急自在な良質なものでした!
穏やかに緩やかに、幻想的でそっと寄り添うような優しい音色…かと思いきや、荒々しく猛々しい燃え盛るような音色にもなる。
心地よく遊びやすい音楽でした。

・キャラクター面について
『個性』
主要キャラとしては、剣士、回復役、召喚師、魔法使い、弓使い、忍者と、曲者と見せかけてRPGの王道とも言えるラインナップということで…
ストーリー上でほぼ全てのキャラクターが小生意気というか、失礼というか、人の話を聞いてないというか、目上の人に対する礼節を欠いているというか…何回か思うことがありました。
ストーリーの上で言えば、クラースとチェスターを好きになることが出来ませんでした…
ミントは評価急上昇しました。

『スポットライト』
サブイベント込みで言うと十分だと思います。
少なくともクレス、ミント、ダオス以外がおざなりになることはないストーリー構成でした。

『キャラ数』
テイルズオブシリーズをやる上ではパーティーキャラクターは7~8人ぐらいいてほしいと思っているタイプではありますが、ファンタジアに関しては4人でこと足りる(最悪クレス1人でも頑張ったらやれる)のでストーリー上でやたら出てくるある意味仲間?の宮廷魔術師さん含めてシンプルにまとまっていてよかったです。
登場キャラが多過ぎてわちゃわちゃしない分、キャラクター総数の少なさがマイナス評価にならず、むしろプラス評価になっています。

・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)
安定の各種図鑑埋めやサブイベントもやりこみ要素ですが、レベル上限解放すると999までレベル上げれるので好きな人はとことん遊べる感じです。

『満足感(難易度)』
シンプルが故なのか、全体的に難易度高めだと思います。
戦闘は自分で操作する分にはそこまで高難度でもないですが、後衛陣には直接指示飛ばす感じで術技選択したほうが手間以上に攻略しやすさは上がると思います。
どちらかと言うとストーリーを進行させる上での流れのほうが難しいかも?
全体的に説明が足りてない節があるので、ゲーム上でいろいろ駆け回ってる内に嫌になる人もいそうだなぁ…と思いました。
まあ、そういう時は素直に攻略チャート見ましょう。

『ゲームバランス』
ストーリーを進めると安定してきますが、序盤は各キャラそれぞれTP不足に悩まされる確率が高いかと思われます。
終盤はバランスよく戦えばパーティーとしてはある程度TPを節約出来ます。
が、偏った戦い方をすればTP切れとTP回復の連続でジリ貧になる可能性もあります。
とはいえ、各種回復アイテムをきちんと用意して持ち込んで行けばラスボスでさえクレス1人でも押し切れたりするので割り切れば理不尽でも何ともないです。
どっちにしろゲームバランスがいいとは思えなかったですが(笑)
戦闘システムは格闘ゲームに近いですが、覚えた技は一通り全部使ってみたものの、自分的に使えたのは2~3個だったのでここら辺も少し不満だったり。
クレスの場合は代名詞の次元斬の使い勝手の良さに甘えちゃったのが僕でした。
次元斬覚えるまでは通常攻撃→虎牙破斬のコンボが一番使いやすかったです。(※あくまで個人の意見です)
あと、終盤は装備すると攻略が楽になる装備品がダンジョンの宝箱にありますが、アーチェの呪文書以外はルーンボトルが必要です。

最後に
テイルズキャラによるオールスター系ではクレスは好きな部類でしたが、ファンタジア本編のクレスは未熟なせいかところどころイライラしました。
まあ、それ以上にチェスターとクラースが個人的にあれだったのでそこまで気にはなりませんでしたが。
ちなみにファンタジアで僕が好きなキャラはアーチェです。
すずは可愛い。←すず可愛いって言いたいだけ
ミントについては触れようとするとネタバレになるので控えます。

結構尖り気味な評価なので人に勧めるかどうかは微妙ラインですが、点数の通り、満足感のあるゲームでしたo(^o^)o

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