とある雑食型ゲーマーのゲームミュージアム

基本的には少し古めのゲームを改めてプレイしてみてレビューしてます。

D.gray-man 神の使徒達

D.Gray-man ~神の使徒達~


・プレイ作品

D.gray-man 神の使徒


・どんなゲーム?

原作、アニメの世界観を忠実に再現&DSの機能をフル活用したゲームシステムのD.gray-manのゲームです(声優陣は旧アニメ版のキャストです)。


原作のエピソードをモチーフにしたオリジナルストーリー(マルチエンディング)が採用されていて、各エピソードを好みのエクソシストでプレイできます。
そのため、原作通りのシチュエーションで名シーンを再現することも、好きなキャラクターでオリジナルの展開を楽しむこともできます。


DSの機能を活かしたゲームシステム
上下画面に分かれた2人のキャラクターを同時に操り謎を解いていく新感覚のアドベンチャーパート、タッチペンのカンタン操作で必殺技を発動し、アクマを倒す爽快感あふれるアクションパート、2つのパートの融合で『D.Gray-man』の世界を存分に体験することができます。

・総合得点77点 ランクA

・個人的評価 34点 B

・個別評価43点 B

システム面 12点 B

新しさ 5点
快適さ 2点
システムのおもしろさ 5点

ストーリー面 11点 B

ストーリーのおもしろさ 4点
ストーリーのボリューム 2点
グラフィックと音楽 5点

キャラクター面 10点 B

個性 5点
スポットライト 3点
キャラ数 2点

ゲーマー面 10点 B

やりこみ 4点
ゲームバランス 2点
満足感(難易度) 4点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
2画面、タッチペンとDSの機能をフル活用したなかなか面白いシステムでした。
バトルパートはどちらかと言うと魔法使い感覚?


『快適さ』
ロードとか待ち時間は気になりませんでしたし、タッチパネルが故のレスポンスの悪さのようなものはありませんでしたが、オリジナリティの部分の加点が快適さでは減点になる感じです。


とにかくめんどくさいというか手間がかかるというか…主にタッチパネルを使って各種アイテムを探す『サーチ』モードが…複数のアイテムがあっても1回毎にまた選択画面に戻されたりと手間です。


あと、必殺技が思ったより狙ったものが出せないというか別のものが出る可能性があったり、キャプチャーで防げる時と
防げない時の判断がしづらい等、いろいろと癖が強いのも特徴です。


『システムのおもしろさ』
バトルの話をしましょう!
タッチペンを巧みに操れるかが勝負の分かれ目です。
言ってしまえばタッチペン=イノセンスと言っても過言ではない!(はず)
通常攻撃はタッチペンを横(縦でも斜めでもいいですが、ハチャメチャやってると予期せぬところで必殺技出ちゃうことあるのでそこだけ注意です)に一線引くだけです。その際、線の長さが攻撃力に影響します。


また、敵の攻撃または本体を素早く円を描くように囲うとキャプチャーすることができます。
攻撃をキャプチャーした場合は攻撃の無効化、本体をキャプチャーした場合は敵の動きを一時止めるないし鈍らせることができます。上手くキャプチャー出来たら「結!」って言いたくなります。


必殺技は…該当するアイテム(必殺技)を手に入れて、ゲージが溜まった状態で予め設定されている通りにタッチペンを動かすことでゲージを消費して自動的に発動します。
簡単に言うと、巻物を手に入れて印を結んで使う忍術みたいなものです!
魔術っぽく言うと、ルーンを刻む感じです!


・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
ストーリーは原作の冒頭の冒頭部分+αなのですが…ちょうど原作買って読んでいた辺りの内容なので、懐かしさもあって甘めの判定になっている可能性はあります。


ざっくり言うと、人形、時計、吸血鬼+αがこの作品のストーリーです。
最初に神田とどこ行くか選んでその後の展開に多少影響が出たり出なかったり…
この作品の真エンディングはノアのメンバーが活躍というか、本当に今は懐かしき森川さんのティキが喋るのでそれだけでも辿り着く価値はあるかも?(人によると思います)
諸々含めて個人的に楽しめたので高得点で!


『ストーリーのボリューム』
前述の真エンディングに至るまでには必要なキーアイテムが存在します。
そして、それらのアイテムを集めるには最低でも3周は必要…なのですが、真エンディングに至ってない場合は所謂打ち切りエンド的な感じですし、いくらルートが複数用意されていても本筋は同じなので、3周分と考えると苦行に近いかもしれません。
とはいえ、操作にさえ慣れてしまえば1周辺り5時間弱でクリア出来るボリュームです。(戦闘の得手不得手がダイレクトにプレイ時間に影響します)


『グラフィックと音楽』
原作だけではなく、「アニメの世界観を再現」と謳っているだけのことはあり、アニメ絵も音楽も結構良かったです。
ここもやはり旧アニメ版声優さんによるD.gray-manの懐かしさでやや甘めの判定かもしれませんが…文句がない以上減点する理由はない!と押しきりたいと思います。


・キャラクター面について
『個性』
きちんと原作再現しているのでここについての詳細は省略します。


『スポットライト』
ストーリー上だったり、アドベンチャーパートだったりを含めると、それぞれのキャラクター性が分かる程にはありました。


『キャラ数』
全体的な意味では満足ですが、使えるキャラは少ないよなぁ~やっぱり…とは思ってしまいます。
ストーリー的に仕方ないとはいえ…


・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
アイテム収集がほとんどですが、必殺技、合体技、レコード等々、アイテムの数もなかなかですのでアイテムコンプリートが趣味の人でもそれなりに楽しめると思います。


『満足感(難易度)』
少なくともファンゲームではないな…というのが正直な感想です。
ストーリーは置いとくとしても、ゲームシステムが結構独特なので、ある程度ゲーム慣れしている人じゃないと躓くかも?
何となく買っていい意味で期待を裏切られたゲームでした。


『ゲームバランス』
ゲームバランスとしては悪いんじゃないかなー?って思います。
もし詰まった場合、根気強く頑張ればいつか道は拓くよ!の延々とコンティニューとのにらめっこということになると思います。
感覚は自分で掴むしかないということは人にはなかなかオススメしづらい…(--;)


最後に
若干の甘め判定をなくして普通に評価したとして、70~75点の間ぐらいですかね~
このゲーム、普通に面白かったもの。(タッチペンと下画面のパネルがイカれるんじゃないかとヒヤヒヤはしたけど)


あと、書き方的に紛らわしいので誤解を招いたかもしれませんが、新旧どちらのアニメも好きですので、どっちの声優のほうがどうこうはありません。
懐かしいなぁ~は言葉通り、懐かしいの意味しかありません。
D.gray-manのアニメはフルリメイクではないので比べるのも違うと思いますし(持論です)。



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