・プレイ作品
キングダムハーツ 358/2 Days スリー ファイブ エイト デイズ オーバー ツー
・どんなゲーム?
スクエアエニックスとディズニーのコラボ作品『キングダムハーツ』の派生作品。
時間軸はキングダムハーツとⅡの間の物語。
ロクサスを主人公に、ここまで敵として描かれていたⅩⅢ機関を主体にした物語です。
シリーズ初のマルチプレイ対応作品で、マルチプレイ時はⅩⅢ機関の好きなメンバーを使って遊ぶことが出来る貴重な作品でもあります。
・前作をやっている必要があるか
これは何に重きを置くかにもよりますが、DSのダブルスロットを利用して、358/2Daysとチェイン オブ メモリーズを同時にやる遊び方はわりとアリだと思います。
もしくは、キングダムハーツⅡ FINAL MIX+をやってから本作をプレイすると最もエモいです。
・総合得点 92点 ランクS
・個人的評価 38点 A
・個別評価 54点 A
システム面 14点 A
新しさ 5点
快適さ 4点
システムのおもしろさ 5点
ストーリー面 13点 A
ストーリーのおもしろさ 4点
ストーリーのボリューム 4点
グラフィックと音楽 5点
キャラクター面 13点 A
個性 5点
スポットライト 3点
キャラ数 5点
ゲーマー面 14点 A
やりこみ 5点
ゲームバランス 4点
満足感 5点
個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
マルチプレイと、ⅩⅢ機関が操作出来ることが最大の特徴ですが、ストーリー上ではロクサスを操作します。
ⅩⅢ機関として活動するので、バトル・アクションだけではなく、調査や尾行もあります。
ⅩⅢ機関の任務は隠密が絶対なので、他のメンバー以外との絡みはほぼないです。
ⅩⅢ機関のフード被ったモーグリ(ショップ)とは少し話せます。
レベル、武器、魔法を含めたアクションに関係する全ての要素がパネルで決めれるのはこの作品独特のシステムですね!
ちょっとロックマンエグゼを思い出して懐かしい気持ちがしました。
イメージはあんな感じですね!
長方形のブロックに好きなようにパネルをはめ込んでロクサスを強くするシステムですね!
レベルすらもこれっていうのはなかなかの勇気ですね。
回復アイテムもここにはめないとミッション中に使えないので、ミッション前の準備はわりと大事です。
ミッションのメモ情報がわりと役立ちます。
『快適さ』
HPの概念はあるけど、MPの概念がないので、魔法はわりと慎重になるかも?
セットされたパネル分の魔法が使えますが、エーテルで回復するのは魔法1回分回復って感じです。ちなみにポーションはHP30%回復です。
調査ミッションがわりと細かい。
細かいのでめんどい(笑)
もうちょっと大雑把でもよかった気がしますけどね?
せっかくクリア目安とコンプリートの2つのクリアに分かれてるのだから融通利かせてもよかった気がします。
まあ、そんな煽られ方したらコンプリートクリア目指すので、結局やる羽目にはなりましたが(笑)
後はアイテムの所持数制限が気付いたら満タンになってること多かったので、そこのアナウンスももう少し充実させてもよかったかなぁ~?とは思っています。
『システムのおもしろさ』
文句は言ってますが、なんやかんやでめちゃくちゃ好きなシステムです。
思わず1人で黙々とやり込むのもやむ無し…って感じですね!
・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
面白いというよりは悲しい。
愛しさと切なさと心苦しさが押し寄せます。
心強さではなく、心苦しさです。
ロクサスに限らず、ⅩⅢ機関の辿る運命や末路を知っているからこそ感じるものがあったんだと思います。
あと、シオンの扱いが……
ぽっと出ではありましたが、Ⅱで名前すら出ない理由や存在意義を含めて全てがここにまとめられています。
ロクサス以上に悲運なのか……いや、それを含めてロクサスの悲運?
『ストーリーのボリューム』
DSのROMできちんとキングダムハーツしてるのは評価大です。
ただ、シオンへの感情移入は出来る人と出来ない人で分かれそうな気がするなぁ~
アクセルとのエピソードもっと欲しかったなぁ~
デミックスの出番少ない~という点は否めませんが、DSだから仕方ないですね。
『グラフィックと音楽』
チェインオブメモリーズと違い、操作感やプレイ中の雰囲気がきちんとキングダムハーツになりましたね!
圧巻なのは音楽面です。
OPからⅡの主題歌のPassion(宇多田ヒカルさん)の歌に乗せて、ⅩⅢ機関のメンバー紹介のムービーや解説が入るのですが、そこからテンション上がります。
その後は、当然、ロクサスの運命を知っている製作陣ということもあり、切ないBGMが多く、プレイしてて感情に寄り添われてる感じがしました。
容量不足なのか、大人の事情(変声期)の影響なのかは分かりませんが、音声は思いの外少なかったです。
キングダムハーツ 1.5 HDの時には開き直れても、当時は気にしてた可能性も?
まあ、多分、容量不足のほうだと思います。
・キャラクター面について
『個性』
ⅩⅢ機関って心無いわりに面白い性格してますよね。
それぞれがオリジナルの人間の性格を再現してるせいなんですが、ミッション前に話しかけるの好きだったなぁ~
『スポットライト』
ロクサス視点に拘った結果なんだと思うんですが、思いの外、ⅩⅢ機関との絡みは少なかったです。
ある程度知ってることが前提で作られてますよね、やっぱり。
コミカライズのイメージで、シオンとアクセルはもう少し出るかと思ってました。
『キャラ数』
ソロプレイだと使えるキャラクターはロクサスだけですが、マルチプレイだとⅩⅢ機関全員使えるので、それは魅力的ですよね!
・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
油断するとやり込みがちなゲームシステムに、このストーリーなので、ここはもう文句無しの満点評価です。
証集めや、制限付きミッション等のやり込み要素もあります。
制限の最速クリアは本当にシビアですし、ジャンプを極力するな等の行動制限系は緊張感が半端ないので、ちょっとストレスです←
『満足感』
ロクサスファンにとっては満足感高いですが、悲しくて哀しいので、クライシスコアFFⅦの感覚と思っていただければ。
後は、再三言っていますが、ゲームシステムが好みです。
『ゲームバランス』
いろんなタイプのゲーマーが一定の満足感を得られるバランスと言えると思います。
最後に
任務(ミッション)をこなせば日数が進むシステムなのですが、日数はロクサスが生きた証なので、数字は心に刻みながらプレイしてました。
ゲーム性めっちゃ好みだったので、フルボイスリメイク化希望なのですが、声優問題ややこしそうですよね(^^;)
1.5 HDの音声使えばそのままいけそうな気もするけど、3で声変わってるキャラクターもいるし、現実的ではないかなぁ~
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おまけ