とある雑食型ゲーマーのゲームミュージアム

基本的には少し古めのゲームを改めてプレイしてみてレビューしてます。

戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校

戦場のヴァルキュリア 2 ガリア王立士官学校 - PSP

・プレイ作品

戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校

・どんなゲーム?
シミュレーションとアクションを融合させたアクティブRPG
学校+戦争をコンセプトに作られた内乱に実戦投入させられる士官候補生達を中心に物語を描いたストーリー。

・前作をやっている必要があるか
前作のキャラクターがゲスト的立ち位置で出てきたり、英雄として有名だったりと繋がりはありますが、主要キャラクターを一新したストーリー展開なのでやっていなくても楽しめました。

・総合得点91点 ランクS

・個人的評価 36点 A

・個別評価 55点 A

システム面 14点 A

新しさ 5点
快適さ 4点
システムのおもしろさ 5点

ストーリー面 13点 A

ストーリーのおもしろさ 4点
ストーリーのボリューム 5点
グラフィックと音楽 4点

キャラクター面 15点 A

個性 5点
スポットライト5点
キャラ数 5点

ゲーマー面 13点 A

やりこみ 5点
ゲームバランス 4点
満足感(難易度) 4点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
学園×戦争という見せ方のギャップが凄い。
主人公のアバンが元々明るく前向きな性格というのもあって、シリアスとコメディーの振れ幅が大きいのが作品の特徴だと思います。

『快適さ』
ターン制でありながら相手ターンも範囲内に敵が入った時のみ自動迎撃で攻撃するシステムなので迷ってたら撃たれます。そして討たれます。
馴れたらそこも楽しいので個人的にはそんなに不満点ないです。
強いていうならグリリバパイセン強すぎじゃね?ぐらいです。

『システムのおもしろさ』
ストーリー進行度も実質ターン制のようなイメージで遊べます。
月毎に課せられた数のキーミッションをクリアすることでストーリーミッションが解放される仕組みで、前月以前のキーミッションはフリーミッションとして繰り返し挑めます。
他にも購買部で買えるミッションやクラスメイトミッションなど細かく分かれています。クラスメイトミッションをクリアすることでそのキャラクターと親しくなったり、ポテンシャル解放できたりします。

PSPの容量の関係で前作(PS3)のような広大なMAPではなく、分割したエリアMAPという仕組みになりましたが、逆にそのおかげで単なる本拠地取り合戦ゲームではなくなりました。
連結する拠点を制して初めて向こう側のMAPに繋がるので、陣取りゲームとしての深みが増しました。

また、戦死という概念はなく、HPが0になって数ターン経つもしくは敵に触れられたキャラクターは撤退扱いとなります。

兵科について
それぞれの生徒は兵科によって役割分担がされています。主人公のアバンだけは好きな兵科にクラスチェンジ出来るので、足りてないところを補う形で重宝します。
キャラクター毎というよりは兵科単位でレベルアップ、兵科全員分の武器、防具の開発と比較的遊びやすいシステムです。
個人の強化としてはそれぞれの個性(特性)となるポテンシャル取得と、ミッションクリア時に活躍した生徒が貰える単位を使った上級職へのクラスチェンジが可能です。

兵科一覧
偵察兵科
移動力が高く、敵の伏兵を看破することができる。が、戦闘力は高くはないので特攻には不向き。しかし、武器がライフル系で命中率は高いので同じ偵察兵であればヘッドショットで簡単に蹴散らせますし、奇襲、囮、トドメ係など使い勝手が何気にいいです。

突撃兵科
攻撃力、防御力が高く、上位職に強襲兵があるぐらい殲滅力の高い特攻向き兵科。
しかし、武器は散弾銃なので若干計算出来ない兵科でもあるので信頼しすぎるのも要注意。とはいえやっぱりエース級の戦力。

技甲兵科
防御力が高く、地雷の撤去が出来る唯一の兵科。

対戦車兵科
完全無欠の戦車キラー。ぶっちゃけ完全無欠は言いすぎなんですが、戦車以外にも装甲の高い敵への有効打点になったり、匍匐でダメージ軽減してる敵に一発かまして無理矢理立ち上がらせて起点にすることも出来ますし、地雷耐性持ちとほんとに優秀。
欠点はターン毎に弾数が3発と限られてることと反撃が出来ないことと移動が不得意なことです。
まあ、でもみかしーがいるんで誰が何と言おうとこの兵科が最強

支援兵科
回復・修理・補給に特化した戦場のお医者さん。

車両ユニット
プレイヤーのカスタマイズで様々な用途で使える特殊なユニット。特殊なパーツを装備すれば仮説の橋の設置や岩の破壊、雪の粉砕などが可能。
高い攻撃力と防御力を持つ代わりに機動力が乏しく、移動コストが多くかかる戦車。
戦車よりは攻防力を落とし、機動力を多少改良した軽戦車。
戦車と比べると火力面で劣るものの、機動力が高く、仲間ユニットを2人まで乗せて移動ができる装甲車がある。


・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
メインストーリーは振り幅が大きかったり、向こうも向こうで戦う理由はあったりなので手放しで面白い!ってものでもなかったですが、クラスメイトミッションのストーリーが面白かったです。

『ストーリーのボリューム』
分業制なんだろうけど、よくクラス全員分ストーリー作ったなぁ~という印象。

『グラフィックと音楽』
PS3と比べたらさすがに落ちるぜ?でも主題歌のCHEMISTRY良かったです。


・キャラクター面について
『個性』
サブキャラの主張が強すぎて主役のアバンが食われてる感が(笑)
彼もいい設定してるんですけどね?

『スポットライト』
主要キャラというよりサブキャラクターも含めたそれぞれのバックボーンが良かったです。

『キャラ数』
そもそもメインの3人が中途編入な訳ですが、他にも意外と多めに中途加入してくるのでプレイヤーは必ず小隊の編成において生徒の入れ替えを行うことになります(新加入勢を入れずに最初のままパターンもありますが)。
小隊編成に入れてても出撃機会のない生徒もいるかもしれないぐらいには豊富な数です。


・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
戦闘の陣取り合戦が面白いんでしょうね~、ほんとやってると時間を忘れちゃいがちでした。
単位取得の為に何回か同じミッション繰り返すのも苦じゃなかったり。
何にでもなれるアバンがちょっと実験的に上位職試してみて使いやすければ他のキャラも。という流れになってました。

『満足感(難易度)』
個人的な所感としては結構難しかったです。
戦死がなかったの良かったですね!推しキャラ出来ちゃうと思うんでね?

『ゲームバランス』
グリリバさんがほんとに強くて一人で一国落とせんだろコイツ……ぐらい無双する場面とかあって今作のテーマでもある『人造ヴァルキュリア』を霞ませるほどに脅威だったです。
とはいえ、仮に勝てなくても仲間の犠牲は出しつつも強行してクリア条件を達成させたり、1人にブースト掛けまくって無双状態にして突破するなどの抜け道もなくはないのでストーリー上でのアバンのテンションとプレイヤーのテンションが一致しないこともあるやもしれません。

個人的には戦闘方式が初めて経験するものだったので3つの快楽要素は全て満たしてました。


最後に
ちょっと失礼な話、このヒロイン花澤さんがやりそうだなって思いながらプレイしてました。
なんか青エクのしえみちゃんっぽくてイメージ花澤さんだなって。

そして分かる人にしか分からないネタなんですけど、僕のG組の小隊名→ソレスタルB、最初の車両ユニットの名前→キュリオス。
いやだって吉野さんと神谷さんが……途中から戸松さんも出てくるし、このネーミングは悪くなかったと思ってます!

最初の候補だと教官が置鮎さんということもあり、ソレスタルAも浮かびました。
なんか白石さんが喧嘩売ってくるし、教官がもう一人いて斎賀さんとかならわりとほんとにソレスタルAを採用したぐらいギリギリまで悩んだ最終候補案でした。
全然戦場のヴァルキュリア関係ない余談でしたm(__)m


戦場のヴァルキュリア 2 ガリア王立士官学校 - PSP

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  • 発売日: 2010/01/21
  • メディア: Video Game

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