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ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー

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ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー

・プレイ作品

ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー


・どんなゲーム?

ドラゴンクエストシリーズに登場するモンスターやドラゴンクエストモンスターズ(以下DQM)シリーズオリジナルのモンスターを育てて戦うRPGゲームです。
DQMシリーズとしては4作品目で、初のDS作品になります。
また、スピンオフ作品の立ち位置とはいえ、ドラクエ黄金トリオが揃って制作された作品です。


・前作をやっている必要があるか
DQM作品としては4作目ですが、ジョーカーシリーズとしては1作目なので、過去作はやってなくても問題ないです!(システムも少し変わってますので)

・総合得点85点 ランクA+

・個人的評価 35点 B

・個別評価 50点 A

システム面 12点 B

新しさ 5点
快適さ 2点
システムのおもしろさ 5点

ストーリー面 12点 B

ストーリーのおもしろさ 4点
ストーリーのボリューム 4点
グラフィックと音楽 4点

キャラクター面 13点 A

個性 5点
スポットライト 4点
キャラ数 4点

ゲーマー面 13点 A

やりこみ 5点
ゲームバランス 4点
満足感(難易度) 4点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
後述で説明しますが、スカウトシステムや神獣システムが従来のDQMとは異なるゲーム性になってましたのでこの点数にしました。


『快適さ』
広大なフィールドを駆け巡る割には別の島への移動手段のウォーターバイクが不便でした。
また、スカウトシステムの都合上、2体目のモンスターを仲間にする時の運要素が強すぎます。


そして、ウォーターバイクでの移動中に稀に発見出来る島でしか出現しないモンスターがいたり(隠れ島自体も複数存在します)、メタルスライムのスカウトは会心の一撃がでなければほぼ不可能ととにかく運要素が強すぎます。


更に更に、ルーラが最後に入ったGピット前ということでキメラの翼と全く同じ効果なのでやっぱり移動が不便…(ポケモンのテレポート感覚です。)
そして、特性がAI2回行動のモンスターを入れるとゲーム上は有利なのですが、命令で攻撃対象を指示しようとすると1度しか攻撃出来ないのでAIに任せなければ特性が死にます。少し煩い…


『システムのおもしろさ』
ゲーム画面は移動画面、戦闘画面共にトゥーンレンダリング(手描きのイラストを視覚的に立体化させる技術)による完全3Dモデリングです。
エンカウント方式は従来のシリーズとは異なり、シンボルエンカウント方式(フィールド上のモンスターと接触するとバトルが始まります。)


また、昼と夜で出現するモンスターが変わり、Gピットで昼と夜を瞬時に入れ替える(休憩)こともできます。
ゲームを進める上で重要になってくる基本的な事はGピットという1つの建物内でできるようになっています。
これはありがたいですね!

成長限界
このゲームではそれぞれのモンスターに成長限界が設定されています。
種や木の実を使っても決められたステータス以上は上がりません。
スキルで上限を越えれますが、999以上にはなりません。

特性
種族固有の能力です。特定の技の威力を上げたり、会心の一撃が出やすくなる等、効果は様々です。
配合による継承はできません。

耐性
種族固有の特技の効きやすさです。
これまでのシリーズでは隠しステータスのような扱いでしたが、この作品からステータス画面でモンスターの耐性を確認できるようになりました。
「○○によわい」の場合、属性攻撃で大ダメージを受けて、状態異常にかかりやすくなりますが、軽減、半減と耐性が上がるにつれ、対応する属性の技が効きづらくなります。

スカウト
この作品では、主人公の持つ『スカウトリング』を使ってモンスターを仲間にできます。
理屈としては、スカウトリングの力を仲間モンスターたちに宿し、『スカウトアタック』を使用することで、相手のモンスターを(力で屈服させて)スカウトして仲間にすることができます。
自分のモンスターが強いほど相手のモンスターが仲間になりやすくなります。

スキル
仲間のレベルアップ時に得られる『スキルポイント』を、モンスターの持ついくつかのスキルに振り分けることで、成長の方向を変えることができます。
また、配合で両親のスキルを子供に受け継がせることができます。
その際、特定のスキルを極めている場合、新たなスキル(上位スキル)が生成されることもあります。
スキルを習得できるアイテムも存在します。

パーティー
モンスターのパーティは、他のDQM作品と同様に最大3匹ですが、この作品では戦闘に参加させる3匹とは別に、控えのモンスターとしてもう3匹をスタンバイさせておくことができます。
スタンバイしたモンスターと現パーティーのモンスターは移動中に入れ替える事ができます。

配合
2匹のモンスター(レベル10以上のみ)を配合するシステムがあります。
この作品では、配合結果が1組あたり最大3パターン存在します。
その中から好きな配合結果をプレイヤーが選択することができます。
更に第3の性別『万能』が登場しました。
オス、メスどちらの性別とも配合できますが、万能同士で配合することはできません。

四体配合
通常の配合とは違い、2つ前の世代が孫の種族を決定する配合です。
例えば、スライム同士の配合では通常はスライムが生まれますが、祖父母の代がスライム4匹ならキングスライムが生まれる等があります。

神獣配合
神獣を親にする配合です。
相手の系統とランク、ゲームの進行状況に応じた神獣が生まれます。
子供の性別は必ず万能になり、配合に役立つ杖の効果は無視されます。

通信対戦
他プレイヤーとの対戦が可能です。この作品では以下の対戦形式が用意されています。

シングルマッチ
DSワイヤレス通信を使って他のプレイヤーと1対1の対戦プレイを行います。
所謂普通の通信対戦です。

勝ち抜き対戦
DSワイヤレス通信を使って通信範囲内にいる複数のプレイヤーと連続して対戦を行います。
DQMシリーズの闘技場の戦い方ですね!

すれちがい通信
チームの状態を『すれちがい状態』に設定することで、同様の設定を行っているプレイヤーとすれ違ったときにお互いのモンスターのデータをダウンロードし、対戦することができます。
ただし、すれ違い通信でスカウトしたモンスターはゲスト扱いとなり、そのモンスターを配合して作ったモンスターもゲスト扱いになります。
昔のゲームなので狙ってやらない限りは現実的ではないので、今から友達同士で通信対戦をするならば、普通にワイヤレス通信をしましょう!


・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
全体的に言うと面白かったです。
が、個人的にクライマックスの展開があまり好みではなかったです。
なので、面白かったのに残念だなー、という意味の減点1でした。


『ストーリーのボリューム』
過去のDQMシリーズと比べて控えめになっています。
ですが、物足りなさを感じる程ではなかったです!


『グラフィックと音楽』
音楽に関してはさすがの一言です!文句なしでした!
グラフィックもそこまで悪くはないんですが、ダンジョンのギミックのグラフィックが若干粗い…そこで不気味さを演出しているのかもしれないのですが、やってて気になる部分ではありました。


キャラクターグラフィックについては、イベント中はシワや筋肉等も細やかに見えたので、おお!と思う部分と、フィールド上ではやはりアップに弱いというのはやはり感じました。
これは鳥山さんの画力が高すぎて当時の技術じゃそのままレンダリングするのが難しかったのかな?って認識を一応しています。


・キャラクター面について
『個性』
ストーリーに関わるキャラクター達はなかなか色濃い人もいましたね!
各所にいる所謂モブ枠の皆さんもストーリー進行に合わせてセリフを変えたりと、一緒に生活してる感はありました。
そして、同じような顔(グラフィック)してても性格全然違うなー、個性あるなーって人もいましたよ!


『スポットライト』
ストーリーに影響するようなキャラクターがわりと少なめなので、主要キャラクターの人物像はわりと深堀りされてます。なるほど、こういうキャラなのか!と。
反面、あのキャラもうちょっと知りたいんだけどwって人もいたりするので期待値高過ぎての減点という…是非もないネ!


『キャラ数』
モンスターの数は全210体です。
特技にあたる呪文についてもゲームバランスを考えて消されたものもあれば、新たに追加されたものもあります。
過去作に比べて控えめな部分もありますが、遊びやすく調整されていると感じました。


・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
メインストーリークリア後の要素にも繋がる(参加条件)にあたる、ゲーム序盤から出来るスカウトQ(出されたお題のモンスターを連れていく)や、闘技場の制覇、それに加えてライブラリを埋めるといった要素があります。(モンスターやスキル等)


『満足感(難易度)』
ストーリーのクライマックスが好みではなかったこと以外は大満足でした!(グラフィックは発売時期的にしょうがない)
難易度は少し高めに設定されてますかね?何となくのらりくらりやってたらクリア出来ない可能性があります。


『ゲームバランス』
僕の評価は点数の通りです。
ゲーム慣れしてない人にはやや厳しいゲームバランスかもしれません。
ゲーマー的にはちょうどいいか、やや物足りないか…って感じですかね?体感的にですが!


最後に
実は発売当時、リアルタイムでやったときはこのゲームクリア出来なかったこのゲーム…まさか10年以上の時を越えてレビューする日が来るなんて、当時は思いもしなかったでしょう…
いろいろ感慨深いです!



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