とある雑食型ゲーマーのゲームミュージアム

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カスタムロボの基本システム

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カスタムロボ
ゲームシステム

パーツを選んでロボを組み立て(カスタマイズ)、そのロボを使って相手と戦う(バトル)。
このカスタマイズとバトルの繰り返しが、カスタムロボシリーズにおける基本となります。
戦闘は、開始と共に3D対戦ステージに移動する事で行われる、このゲームのメイン部分です。

このシリーズは多人数プレイにおいても画面は分割されず、自動ロックオンによってお互いのロボは常に相手を狙い続ける状態になるので、空中戦込みの対戦格闘ゲームに近い雰囲気になっています。


カスタマイズ
ボディ(ロボ)、ガン、ボム、ポッド、レッグの5つの部位に分かれたパーツをそれぞれ選択し、自分が使うロボを組み上げます。

いずれも種類は豊富であり、自分なりの「カスタマイズ」をすることができます。
また、「違法に改造された」という設定のもとゲームバランスを敢えて無視するような強力な性能を持つ違法パーツも存在し、悪役などが使用しています。

ボディ(ロボ)
パーツをカスタマイズするためのベースとなる部位です。
ロボは多数の型に分類されており、型によって耐久力・素早さ・ジャンプ等の性質が大きく異なります。
また、それぞれの型には複数のスタイルが存在し、同じ型のロボでもスタイルが異なると性能は若干異なるものになります。
また、アタック(体当たり攻撃)の性能もロボによって千差万別です。

ガン
右手に当たる部位です。
ガンを撃つボタンを押すことで、相手に向けて速めの弾を撃つ主要武器です。
ボムやポッドと違い、基本的に相手の方向に向かって攻撃します。
威力、弾速、軌道、射程距離、射撃前後の隙の大きさ、連射数などがガンによって様々で、有効な相手との間合いも様々です。
ロックオンのような操作はなく、ボタンを押すと自動的に相手の方向に攻撃を行います。
これはボムも同様です。
基本的に弾は自動で相手を狙い続けますが、この誘導性もガンによって異なります。
空中で撃つか地上で撃つかで異なる性質を持つガンもあります。
強力な武器ですが、使用後の隙が比較的大きい上に単体で使うと簡単に避けられてしまうので、カスタマイズや戦法にもよりますが、ボムやポッドで追い込んでガンで止めを刺すのがロボバトルの基本戦術です。

ボム
左手に当たる部位です。
ボムを撃つボタンを押してから離すことで、着弾すると爆風を発生させる弾を撃ちます。
ボタンを押している間は照準が表示され、自機の足が止まるかわりに照準を移動させることができ、攻撃位置を任意に定めることができます。
爆風に当たるとダメージを受け、吹っ飛ばされます。
ボムによって威力、弾速、軌道、爆風の性質等が異なります。
特に爆風はボムの名前の最後にアルファベットで表記されてあり、同じ種類で爆風の異なる物が複数存在するボムが多いです。
ダメージを与えるのはもちろん、それ以上に、ガンよりも隙が少なく、発射時に照準を定められる性能から主に爆風で敵の動きを制限する用途で使います。
爆風は自分が当たれば、自分もダメージを受けます(GXを除く)。

ポッド
背中に当たる部位です。
ポッドを撃つボタンを押すことで、相手に当たったり、時間経過で爆風を発生させる弾を撃ちます。
自動照準はないですが、発射時の隙が全くない上に好きな方向に発射できるのが特徴であり、相手の行動を制限するのに有効な武器です。
どのような動きをするかはポッドによって多種多様で、とにかく相手を追い続けるもの、すぐに爆発するもの、フィールド上にしばらく留まるもの、その場に待機するもの等々…
他にも威力や爆風の性質、一度に何発撃てるかなども異なります。
ボム同様爆風は名前の最後にアルファベットで表記されており、同じ種類で爆風の異なる物が複数存在するポッドが多いです。

レッグ
足に当たる部位です。
装備したレッグにより、素早さやジャンプといったロボの運動性能が変化します。
これらはそもそもロボ毎に異なりますが、この性能をベースにレッグ毎の特性が付加されます。
ロボの機動の特性と戦法を考え、長所を伸ばすか短所を補うかを判断して選択していきます。

バトル
戦闘は、ホロセウムと呼ばれるロボバトル専用の試合場で行われます。

エネルギーを物質に変換することで作り出された、実際に触れることができる実体空間です。
周囲にはバリアが張られており、ロボや弾の移動を制限します。
大きさは公式ルールでは縦3.6メートル、横3.6メートルが基準とされています。
ここにカスタムロボを格納している立方体、ロボキューブを投げ入れます。
さらに、ロボを操るコマンダーは、カスタムロボに精神を同調(ダイブ)して操作するという設定です。

なお、物語の中には、主人公が途中から乱入する、相手のロボがキャノボットの使用を考慮していない、バトルの場所がホロセウム内ではなく現実空間であるなどの理由で、既に変形を完了し、直立状態から開始する場合があります。


ロボキューブ装填、射出
ロボキューブはホロセウム内にあるキャノボットと呼ばれる砲台型ロボの両腕のキャノンに装填されたのち発射されます。
自身のキューブが装填された砲身はある程度傾きをコントロールすることが可能であり、壁の影にキューブを着地させて盾にするなどの戦略もあります。
全てのキューブは同時に発射される一方で、後述の変形は発射されたキューブが静止した瞬間から始まるため、キューブを空高く発射したり、キャノボットから遠い地点や転がりやすい地形にキューブを着地させたりすると、変形開始が遅く、不利になることもあります。


変形
キャノボットから射出されたキューブが着地、制止すると、立方体のキューブから人型のロボへと変形します。

このとき、キューブのどの面が上を向いているかで変形完了までの所要時間が変化します(所謂レバガチャをすることで若干短縮可能)。
変形中は完全に無防備であり、素早く変形を完了した側が一時的に有利になるといえます。
『GX』と『BR』は変形シーンが省略されていて、変形完了までの残り時間がカウントダウンで表示されるのみです。


ロボキューブの面と戦闘時の姿勢の対応

:最も有利な面です。直立状態から戦闘を開始できます。変形完了後、そのまま次の行動に素早く移れます。
ボディ:仰向けの姿勢から戦闘を開始します。スムーズに起き上がれるため、頭に次いでリスクの少ない面です。
ポッド:うつぶせの姿勢から戦闘を開始します。ボディと同じく、頭に次いでリスクが少ないです。
ガン:ボムが地面に突き刺さった状態から戦闘を開始します。変形完了後、地面に突き刺さってしまっているボムを引き抜く動作を伴います。
ボム:ガンが地面に突き刺さった状態から戦闘を開始します。ガンの場合とほぼ同じです。
レッグ:最も不利な面です。頭が突き刺さった逆立ち状態から戦闘を開始します。空中に放り出された足を地面につける動作、さらに頭を引き抜く動作を伴うため、変形後の隙が最も大きいです。


攻撃開始
プレイヤーはガン・ボム・ポッド・アタックと各種移動を駆使して敵を攻撃します。
また、ホロセウムの地形を上手く利用して敵の攻撃を回避したり、逆に攻撃を当てていきます。
こうして制限時間を超過するか、どちらかのHPが0になると戦闘が終了します。

アタック
いわゆる体当たり攻撃です。
このゲームは銃撃戦が基本なので、アタックは数少ない近距離攻撃です。
アタックが命中すれば相手は強制的にダウンしますが、アタックの前後には自分に大きな隙ができる弱点があります。
アタックには一部を除き、一定の無敵時間があり、ロボによっては攻撃の為ではなく、攻撃の回避のために使用するものもあります。
アタックには「攻撃」「対空」「移動」「回避」の4つの種類が存在します。
「攻撃」は純粋に真正面の相手に攻撃するもの、「対空」はアタックの途中で斜め上に飛び上がり、空中の敵に攻撃するもの、「移動」は飛び跳ねるような動きを行い、障害物を飛び越えるもの、「回避」はその場に留まる、または逃げるような動きを行い、攻撃の回避に使用されるものであります。

ダウン
ロボは一定の攻撃力以上の攻撃を受けるとダウンします。
ダウンしたロボは無防備となりますが、ダウンしている間に攻撃された場合は受けるダメージが通常よりも少なくなります(ただし、ボムの攻撃は軽減率が少ない)。ダウンから回復した際は一定の無敵時間があります。
ダウンのし易さは各ロボのがまん値によって定まっていて、リトルレイダーやリトルスプリンターはがまん値が低いためダウンしやすく、メタルグラップラーやファッティバイスはがまん値が高いためダウンしにくい等の特徴があります。
特定のガンやK型の爆風などはがまん値を無視して強制的にダウンさせる事が出来ます。
ロボの中には、あまりのがまん値の高さの為にそもそもダウンしないものも存在します。

オーバーロード
ガンを使って相手をダウンさせると、まだ着弾していない相手の弾丸がすべて消滅するオーバーロードという現象が発生します。
弾速が遅いガンや弾丸が空中で静止するタイプのガンが相手だと狙いやすいです。
相手のガンによって自分がダウンした場合は、自分の弾丸にオーバーロードが発生します。
これはガンでダウンさせた場合のみの話で、ボムやアタックなどでダウンさせてもオーバーロードは発生しません。
また、オーバーロードするのはガンの弾丸のみであり、ボムの爆風やポッドの弾丸などが消滅することはありません。
ガンの中にはオーバーロードしないという特徴を持つ物も存在します。


現実空間でのバトル
ゲーム内の世界観では、ホロセウムを用いずにカスタムロボを使用することは禁止されています(『初代』ではポリス隊が使用するカスタムロボに対する公務執行妨害を阻止するため、『V2』では型ロボとはいえ、周囲に被害が及ぶ可能性があるらため)。
しかし、ストーリーモードでは、物語の展開上やむを得ず、ホロセウムを介さず、現実空間に直接ロボキューブを設置してバトルが行われることもあります。

この場合、ロボはキューブ射出・変形の過程を省略し、既に直立した状態から始まります。
両者とも戦闘開始から間をおかず行動可能になるという点が通常のバトルと異なっています。


カイバトル
カイバトルは「ゼロGホロセウム」で行われるバトルです。
カスタムロボGX』で採用されています。
ほかのバトルとはルールやシステムが大きく異なります。

キューブからの変形モーションが省略されており、変形完了までの残り時間はカウントダウンで表示されます。
ゼロGホロセウム内は無重力であり、ロボは自由落下しません。
また、ブーストダッシュの回数は無制限です。
ゲームシステム上、「壁を飛び越える」事ができないので、代わりに「壁を貫通する」武装が多数登場します。
チップというパーツが存在し、アタックの効果は使用ロボごとではなく、装備するチップの種類によって決定されます。
体当たりだけでなく、攻撃から身を守るバリアを発生させるチップも存在します。
1つのガンでαショットとβショットの2種類を使い分けることができます。
βショットは他作品の空中射撃に相当します。
自分の周囲に設置、または相手を追尾し、自動的に射撃を行うガンナーというパーツが存在します。
ポッドとどちらかを選択して装備できます。


操作方法
ロボの操作は移動とジャンプ、空中ダッシュ(多段ジャンプ)、ガン、ボム、ポッド、アタックに分けられます。

ガン・ボム・ポッドは装備しているパーツによる攻撃です。
パーツによって威力や範囲、効果が異なります。

ジャンプはその場で飛び上がります。
空中ダッシュは空中を移動できます。
多段ジャンプはさらに上空へ移動します。
空中ダッシュか多段ジャンプのどちらを行なうのかは、使うロボによって決定されます。

アタックは接近戦用の体当たり攻撃です。
ロボによって攻撃方法は異なり、その攻撃力も異なります。
ただし、ロボによっては相手との距離を取る行動を取るなど、必ずしも相手に向かって行くものではありません。
アタック中は一定時間無敵状態になり、攻撃を受け付けませんが、この無敵時間もロボによって異なります(中には無敵時間が存在しないものもあります)。
うまく使えば相手の攻撃を無効化し、相手との距離が近ければ反撃もできますが、アタック後は隙があり、この隙もロボによって異なりますが、大抵は無敵時間が長いほどその隙も長くなります。

さらに、交代制の2on2では交代、3人以上で戦うバトルロイヤルではターゲット切り替えが操作に加わります。


以下の操作方法は、初期設定(Aタイプ)のものです。
オプションで操作タイプを切り替えることで操作方法の変更ができます。


NINTENDO64
カスタムロボ

カスタムロボ

カスタムロボ

カスタムロボV2
カスタムロボV2

カスタムロボV2

が該当します。

移動:3Dスティック
ガン:Aボタン
ボム:Bボタン
ポッド:Zトリガーボタン
ジャンプ:地上でRトリガーボタン
空中ダッシュ(多段ジャンプ):空中でRトリガーボタン
アタック:Cボタン
交代(2on2のみ):Lトリガーボタン


ゲームボーイアドバンス
カスタムロボGX

カスタムロボGX

カスタムロボGX

が該当します。
ジャンプが存在しません。
空中撃ちの代わりに第二のガン攻撃としてβショットがあります(通常のガン攻撃はαショットと呼ばれている)。

移動:十字ボタン
ガン:Bボタン
ボム:Rトリガーボタン
サブウェポン:Lトリガーボタン
βショット:R+Bボタン
ダッシュ:Aボタン
アクションチップ:L+Rボタン


ゲームキューブ
カスタムロボ バトルレボリューション

カスタムロボバトルレボリューション

カスタムロボバトルレボリューション

が該当します。
Rトリガーの操作であったジャンプがAボタンに割り当てられているなど、『初代』、『V2』から続けているプレイヤーにとっては多少違和感を覚える配置に変更された作品です。
オプションで以前の配置に近いもの(Rトリガーでジャンプ、Aでガン、Bでボム)に変更が可能です。

プレイヤー視点は条件を満たすと使えるようになる一人用のバトル専用の隠し操作です。
周囲の状況把握が難しい、カスタムロボ自身の視点でバトルができます。
なお、カスタムロボに登場する人物たちは本来この視点でバトルを行なっています。

移動:コントロールスティック
ガン:Bボタン
ボム:Rトリガーボタン
ポッド:Lトリガーボタン
ジャンプ:地上でAボタン
空中ダッシュ(多段ジャンプ):空中でAボタン
アタック:Xボタン
ターゲット切り替え(複数戦闘時) / 交代(タッグ戦時):Yボタン
プレイヤー視点:Cスティック上


ニンテンドーDS
激闘!カスタムロボ

激闘! カスタムロボ

激闘! カスタムロボ

が該当します。
視点変更とソウルブーストが加わりましたが、基本操作はゲームキューブの時とほぼ同じです。
視点変更は『BR』のプレイヤー視点と異なり、自分のロボの背後に視点が固定されるバックビューに切り替えます。
操作するボタンの配置は下述を含む5種類の中から選んで設定できます。

移動:十字ボタン
ガン:Bボタン
ボム:Rボタン
ポッド:Lボタン
ジャンプ:地上でAボタン
空中ダッシュ(多段ジャンプ):空中でAボタン
アタック:Xボタン
ビューチェンジ(視点変更):SELECTボタン
ソウルブースト:下画面をタッチ