とある雑食型ゲーマーのゲームミュージアム

基本的には少し古めのゲームを改めてプレイしてみてレビューしてます。

デジモンストーリー ロストエボリューション

デジモンストーリー ロストエボリューション(特典なし)

・プレイ作品

デジモンストーリー ロストエボリューション


・どんなゲーム?

DSで発売された、デジモンストーリーの3作目(2は2verあるので、通作だと4作目)。
タイトルから察せられる通り、デジモンにとって生命線である進化を奪われた状態から進化ツリーを復活させてデジモンの進化を取り戻すという醍醐味の制限という思いきった挑戦をした作品。


進化ツリーの復活は、DS下画面を使って、バグプレートを治すこと(リペアリンク)で完了します。


進化ツリーのシステムとしては、理論上は全てのデジモンに進化出来ます。時間と労力はある程度必要になります。


デジファームやクエストは健在なので、シリーズ経験者はすんなり楽しめると思います。


・前作をやっている必要があるか
直接的な繋がりはないのでやっておく必要は特にないです。
強いて言うなら、お好みで。
過去2作のレビューもしているので、参考にして頂ければ幸いです。

・総合得点 84点 ランクA+

・個人的評価 38点 A

・個別評価 46点 B

システム面 11点 B

新しさ 5点
快適さ 2点
システムのおもしろさ 4点

ストーリー面 10点 B

ストーリーのおもしろさ 2点
ストーリーのボリューム 4点
グラフィックと音楽 4点

キャラクター面 12点 B

個性 5点
スポットライト 2点
キャラ数 5点

ゲーマー面 13点 A

やりこみ 5点
ゲームバランス 4点
満足感 4点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
このゲームの最大の特徴のリペアリンクの前に、デジモンの醍醐味の進化を封印された状態からスタートするの斬新ですよね、当時は衝撃でした。


リペアリンクは邪魔なクリスタルを砕き、傷を塗って塞ぎ、塞いだ部分を丁寧に削り、汚れを落として初めてそのデジモンの復活となります。


復活させたデジモンのプレートを進化ツリーにはめ込むことで、進化・退化が可能になります。


バグプレートは敵デジモンが確率で落とします。
そのデジモン自体のバグプレートもしくは進化ツリーの前後のデジモンのバグプレートを落とします。


また、究極体やジョグレス進化等のデジモンや、大きなデジモンはバグプレートがaとbに分かれているのが基本です。


『快適さ』
リペアリンクとデジプレートの説明聞いて「めんどくさい」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ぶっちゃけ面倒です。
イムリミット制限とか毎回入る点数評価の演出の微妙な長さとか判定のシビアさがわりとダルい。タッチペン操作は苦手だと何度言えば……←個人的問題の可能性大


そんなリペアリンクですが、ストーリーを進めると、格段に楽になる専用アイテムを購入出来るようになります。
高額なんですけどね……でもまあ、その価値はあります。


というか、進化ツリーの後半はフルアップデート必須になってくるので、武器や防具や回復アイテムは宝箱やドロップに任せたり、不要なら積極的に売る等、金策しておくと後々楽です。


全部揃ったら一部のワケわからん配置のバグプレート以外は楽にリペアリンク出来ます。
演出スキップ出来ないのが煩わしいですが。
一度リペアリンクしたらCPUに任せられるオートリペアリンクは何気に便利なんですけど、演出スキップ出来ないのが残念ですよね。


ちなみにですが、リペアリンク成績に応じて技も解放される仕組みなので、100点にならないと全部の技覚えられないので、そこら辺もシビアだと感じました。


前作にあたる2にあった誰得なシステム、種族EXPは廃止でした。
これは英断。


『システムのおもしろさ』
快適さにおいては正直あれなんですけど、デジファームに6体ずつデジモンを入れておいて友情が100%になったらデジロード。の繰り返しで、時間を無駄にせずにデジモンの強化が出来たり、進化ツリーの仕組みを利用して様々な技を覚えさせることが可能なので、パーティーバランスを整えやすくてよかったです。


リペアリンクも含めて基本的にわりと楽しいシステムでした。


・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
ストーリーは序盤からわりとイライラでした。
無駄に出番の多い主人公の友達が嫌いなので。
自分のことを棚に挙げるアスカとか特に。
人の話聞かない奴多過ぎなんですよね、そこがほんとに嫌でした。


敵側は好きだったんですけどね。
敵=悪という単純な話ではないので、言い分は聞こうぜ?って大人は思っちゃうんですけど、アスカ達は子供なので仕方ない部分もあるとは思いますが。


デジタルワールドにデジモンとテイマーが蔓延ることはリソース的にサーバー負荷が大きいからむしろ悪?
この着想は戦争やむ無しでどちらが正義とかではなかった「テイルズオブファンタジア」や「テイルズオブシンフォニア」だったり、増えすぎた人類は駆逐されるべきというテーマ性でもあった「グレンラガン」を連想させる部分もありました。


アスカがでしゃばって来なければわりと好きなストーリーだったかもしれないです。


『ストーリーのボリューム』
DS基準での判断ですが、遊びやすさとボリュームのちょうどいいラインのストーリーボリュームだった気がします。


『グラフィックと音楽』
あんまり印象に残らなかったのは何故だろう?
前作までと大きな違いを感じられなかったからかな?
初代からクオリティが高かったので仕方ないかもしれません。


・キャラクター面について
『個性』
デジモンが最後に覚える技が代名詞的印象があります。
初代デジモンファンに分かりやすくガイアフォースとか∞キャノンとかそういうのですね、それを見るだけでも楽しかったりします。
あとは属性技だったり、攻撃範囲等もそれぞれなので、ゲーム的に面白い個性を放ちます。


『スポットライト』
今回はストーリー上でピックアップされるデジモンは少ないので、デジモンのゲームとしては少し残念かも?
後は最終的に敵側の想いや経緯は描かれるんですけど、主人公サイドのそういうエピソードが少なかったかもしれません。
うざいの多いけど、フォローするイベントはあってもよかったのでは?とは少し思いました。レビュー書きながら思いました。


『キャラ数』
進化ツリーに登場するデジモンの数は豊富なので、ここは文句無し。
ストーリーに出てくるキャラクターもちょうどよかったです。


・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
プレイ時間100時間越えのポテンシャルを秘めている作品ですね、普通に半日ぐらいぶっ通しで遊べます。(僕の場合)
進化ツリーのシステムは楽しいので、技を覚えさせるついでに図鑑というか、手に入れたデジモンの%を上げるの楽しかったです。


デジモンから受けるクエストも地味に楽しかったです。


『満足感』
総体的な満足感は高かったです。


『ゲームバランス』
デジモンの能力は引き継げるので、時間をかければ好きなデジモンを好きなようにカスタマイズ出来るので、そういう面ではゲームバランスはいいと思います。


減点は幾つか存在する嫌がらせのようなバグプレートです。
まあ、そこを難しくするのは別にいいんですけど、そうするならバグプレートの取得率を上げてほしいとは思います。


最後に
バグプレートがなかなかドロップしなくてイライラしたり、マップがなくて迷子になりがちだったりで困難もありましたが、ゲーム全体としての評価としては面白かったですし、好きです。


もう少し遊びやすくしてリメイクしてほしいなぁ~



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