とある雑食型ゲーマーのゲームミュージアム

基本的には少し古めのゲームを改めてプレイしてみてレビューしてます。

ラストランカー

ラストランカー - PSP

・プレイ作品

ラストランカー

・どんなゲーム?
力こそが全て。力なきものは如何に正論を言おうが却下され嘲笑われ、力あるもの意見はどんな理不尽で自分勝手なものでも罷り通るランキングが絶対の世界で宣誓し、最弱のランカーから急激に伸びていく「人生に意味を持たせたい」変化を求めた青年の物語。
彼の選択の先にあるのは希望か絶望か……信頼か裏切りか……友人を選び、斬り捨てるのか⁉
ラストランカーの意味とは……

主人公のジグは戦闘センスの塊なので、片手剣(双剣)、篭手、盾、銃のスタイルを覚えて戦います。
修練という名のクエストをこなしながらランカーバトルもこなし、ランキングを上げることでストーリーが進んでいきます。
また、絆を育んだ人物を部屋に連れ込むことが出来ます。男でも合鍵渡せると説明を受けますが、選択肢的にむしろ男のほうが多いという(笑)

・総合得点93点 ランクS

・個人的評価 40点 A

・個別評価 53点 A

システム面 14点 A

新しさ 5点
快適さ 4点
システムのおもしろさ 5点

ストーリー面 13点 A

ストーリーのおもしろさ 4点
ストーリーのボリューム 5点
グラフィックと音楽 4点

キャラクター面 13点 A

個性 5点
スポットライト 3点
キャラ数 5点

ゲーマー面 13点 A

やりこみ 4点
ゲームバランス 4点
満足感(難易度) 5点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
フィールド、街、遺跡などは走り回れるのに戦闘になると移動ボタンがない⁉という衝撃。昔、某侍ゲームで近い戦闘システムあったので馴染みは早かったです。
が、ターン制やコマンド選択ではなく、コマンド入力後に行動力を消費して攻撃、防御を行うシステムなのでエンカウント直後にボーッとしてると絶対先制食らいます。多少クセあるかも?
コマンド入力後に行動力消費して云々は一部のテイルズでも採用されてるのでこれも個人的には馴染みあるのですぐ慣れました。

複数あるスタイルはどれも被りはないですが、ジグくんは片手剣大好きなのか、大体装備するよね(笑)
もはや片手ずつ武器持つスタイルの子なイメージ。

レベルの他にスタイル毎にスキルパーツを付けることでジグを強化することが出来ます。
強力な技スキル、回復スキル、能力UP系スキル、オートスキル、スキル強化等、プレイヤー好みにカスタマイズ出来ます。

『快適さ』
基本的には快適だったんですけど、最終局面においてはこちらのスキル技入力~技発動までの溜め時間に敵の攻撃が入り、不発になることも屡々だったんですけど、それそのものはいいとしても不発分も消費されて使用可能回数減るのはちょっと遊びにくかったかも?
もちろん、そのリスク込みで強力な溜め技なので不発でも1回は1回。ってしてもいいんですけど、それなら向こうも同じ条件にしてくれないとフェアではないかなーって。それか総合使用回数に応じてそのスキル技の使用上限値が増えるとかなら文句なしだったのに。

『システムのおもしろさ』
このランカーバトルシステムって何となくメダロットみたいで面白いなって思いました。

過去のポケモンで言う個体値教えてくれるおじさんみたいな役に立つ人達が闘技場にいまして、片方は自分よりランクが低い倒してないランカーの居場所を、もう片方は自分と同等もしくは少し上のランカーの居場所を、それぞれ教えてくれます。
ストーリー進めるにもランク上げて来い言われたり、その上位ランカーにも何人倒したら相手してやると言われたりするのでなんやかんや重宝します。


・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
意味のある、価値のある人生を送りたいと啖呵切って機構に入ったわりには流されるまま動いて無意識に人を傷付けて時にウジウジ言うジグは何なんだ?と思わなくもないですが、無愛想だけど根がいい奴だから本気で凹んで本気でぶつかって乗り越えて成長したんだなぁ~としみじみ感じます。
何も知らされず、ただ踊らされてたジグが全てを知り、覚悟を決めて挑む最終局面の流れはほんと好きでした。

個人的にはユーリも結構好きなんですけどね(笑)
でもレン、リド、ハースがお気に入りです。
リドはほんとに家族のつもりで見てました。

『ストーリーのボリューム』
メインストーリーは携帯ゲーム機らしい程よい長さだと思います。
あとは合鍵スタイルの個別の裏話的なやつが案外凝ってましたよね、正直ちょっとなめてました。ごめんなさい。

『グラフィックと音楽』
ムービーの戦闘演出めちゃくちゃ格好いいのにレンの服のグラフィックが気になる……いや、変な意味じゃなくて。服のとこ粗くない?いや別に何か期待してた訳ではなくて。個人的になんかチカチカしました。ジグとファズの決闘はほんと格好良かったです。

OP主題歌のUVERworldでプレイ前に気分高まりましたし、民族風のBGMめっちゃ良かったですし、音楽の部分はほんと好きでした。


・キャラクター面について
『個性』
ランカー全員に二つ名付いてるのめっちゃ面白いですよね!
主要キャラで言うと、辺境の獅子、狂える剣獣、亡国の騎士皇、鋼の侠客、運命を知る女、光弓の天秤、美と呪いの探求者、山崩シ之一刀
ここら辺はお洒落かつキャラクターを体現した抜群のセンスの二つ名だと思います。
他にも最弱ランカー、皮肉な拳闘士、トサカ頭の喧嘩売りなどそのまんまな二つ名のキャラもいます(笑)
ストレートだけどそのシンプルさがむしろ格好いいのは、最強に至る者

『スポットライト』
モブキャラ、サブキャラ、出オチキャラもキャラ立ってて面白かったので合鍵渡したかったなー的なリメイクの際はお願いします。的な意味も込めて。
まあ…残念ながらリメイクはしないんだろうけど。

『キャラ数』
GOOD👍


・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
結構なお値段で基礎ステータスを上げる各種アイテムは売られてますが、クリアデータを読み込むと最終決戦前から再び遊べる。つまり周回の概念はない。ということでやりこみ要素は薄めです。
が、やれること自体は結構あるので自由に好きなように遊べるという点では熱中度は高め、という判断です。

終盤にフラフラやりこんでるとサブキャラクターにごもっともなツッコミを受けながら修練に挑めるのでそこが意外と好きでした(笑)

『満足感(難易度)』
慣れれば案外簡単ですし、相手の動きを観察しながらやれば突破口は見つかるぐらいの難易度です。
ほんと楽しかったので満足度が高い。

『ゲームバランス』
言われた通りに真面目に修練をこなしてたら一歩ずつ確実に強くなる。それを実感、体感できてクリア後の達成感と充実感が僕の中では凄かったです。

後は労力の割に報酬がそうでもないというRPGあるあるも健在。


最後に
ランクが違いすぎると相手にしてくれない世界だけど、万が一負けたら2人のランクが入れ替わるシステムである以上、世界観的には自分より格下と戦う利点が特にないので断られて当然だろうなって思います。

強い戦士を育成する為の機構。
誰もが知らず知らずの内に定められたレールに乗って走っていた。
そして歴史は繰り返される……

歴史が繰り返されることを知った過去の偉大なる祖先から未来へ向けたメッセージ。
最後のカット痺れました。

ラストランカー - PSP

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