とある雑食型ゲーマーのゲームミュージアム

基本的には少し古めのゲームを改めてプレイしてみてレビューしてます。

JEANNE D'ARC

ジャンヌ・ダルク - PSP

・プレイ作品

JEANNE D'ARC

・どんなゲーム?
レベルファイブが開発したジャンヌ・ダルクを主人公に、史実とファンタジーを融合させたシミュレーションRPGです。

ジャンヌ?ハッ、CV坂本真綾以外認めねぇ。と思ってる某Fateユーザーの方も安心のまさかのジャンヌ=坂本真綾さん仕様です。
ジルは違います。どうせなら鈴村さんにすれば良かったのに(平田さんごめんなさい)。

・総合得点83点 ランクA+

・個人的評価 28点

・個別評価 55点 A

システム面 14点 A

新しさ 5点
快適さ 4点
システムのおもしろさ 5点

ストーリー面 15点 A

ストーリーのおもしろさ 5点
ストーリーのボリューム 5点
グラフィックと音楽 5点

キャラクター面 13点 A

個性 5点
スポットライト 3点
キャラ数 5点

ゲーマー面 13点 A

やりこみ 5点
ゲームバランス 3点
満足感(難易度) 5点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
タイトルから想像したゲームとは全く違ってビックリしたのが第一印象です。
大胆アレンジにも程があるんじゃないかな⁉←褒めてます。

腕輪に選ばれた5人は変身して戦うことが出来ます。
変身は腕輪の宝珠の力を引き出して2~3ターンの間、該当キャラクターに恩恵を与えます。
該当キャラクターの恩恵は基本ステータスの向上、専用技の追加、敵を倒した時に再行動できるなどです。

また、ファンタジーらしく普通に獣人や死神が登場します。

『快適さ』
戦闘中もそうですが、ロードの機会が非常に多いのでPSPが老衰状態だと結構辛いかも?
あとはマップがやや見辛い気がしました。

『システムのおもしろさ』
魔法、必殺技込みのスキルの数は非常に豊富で、変身中の独自のものを除けば基本的に全キャラ自由にカスタマイズできます。
また、ステータス強化のスキルストーンを装備することで該当ステータスを任意で伸ばすこともできます。
スキルストーンは合成も出来、1度作ると合成レシピとして保存されるので便利です。

戦闘中は、敵を攻撃した反対側にリングが発生(バーニングサイト)し、バーニングサイトを纏ったキャラクターはそのターンの攻撃力が増します。バーニングサイトが連続して起こった場合はより効果が高まります。
また、攻撃を受けた際に周囲8マス以内に味方ユニットがいればコネクションガードが発生し、周囲8マスの味方ユニットの数だけ防御力が上がります。
つまり、戦闘中に上手く味方と連携すれば戦闘を有利に運べます。

そして、属性の3すくみシステム対応ですが、『太陽→星→月→太陽』とあんまり見かけない構図になっています。
スキルストーンを付けなければ無属性です。

・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
ストーリーが進むにつれ史実の部分は希薄になっている気がする圧倒的ファンタジー要素なのですが、ぶっちゃけ最初からそういう雰囲気だったのでまあ……ね?
フランス独立戦争かと思わせといて相手は人間ではなく世界の支配者にならんとする魔王という無謀すぎる戦いに無鉄砲に挑むという……

『ストーリーのボリューム』
3部構成の8章という結構なボリュームでした。
というか終わりそうでなかなか終わらない感じ?
あと、数回分岐ルートがありました。軽いものですが。いや、2回目はサイレントで仲間の選択みたいなものなので軽くはないのかな?

『グラフィックと音楽』
人間より獣人のほうがグラフィックに気合い入ってると思うのでこれは製作班にケモナーいますね!←実際には分かりません。

音楽は結構心地よくて好きでした。
レベルファイブのゲームってほんと幻想的な音楽使うの得意ですよね、これは個人的にサントラ買うのも有りなレベルでした。


・キャラクター面について
『個性』
良くも悪くも主張してくる人は主張してくるみたいな感じです。
ジルは予想に反しておとなしめでした。
とことんジャンヌなところはさすがなんですけど、せっかく病んでそうなビジュアルと変身姿×槍が悪魔っぽいことと平田さんの格好良さを活かしきれていない感じがします。個人的には……ですが。

代わりに比較的みんながイメージするジル・ドレ像を担ってくれるキャラがいます。厳密には違いますが、彼の存在がジル・ドレを喰ったのは間違いないです。
ちなみにCVは珍しいタイプの石田彰さん。
あれ、ジルみたいな奴が石田さんって……
すごい偶然ですが、ジル・ドレに対して旦那呼びはしませんので安心して下さい!(笑)

『スポットライト』
ジャンヌと幼馴染み2人(上記の石田さん含む)と敵側はわりとしっかりしてるんですが、他の味方ユニットがざっくりしすぎですね、ジルですらざっくりしてます。これは味方に感情移入しづらいので惜しいところではありますね。

『キャラ数』
敵味方共に数は満足です。
腕輪に埋まる宝珠も3個(1人だけ5個)とバリエーション豊富だったのも高評価です。

・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
変身した後にズバズバ斬り進む感じは結構快感だったりしたのでそれが楽しくてついついフリーバトルに明け暮れることもありました。

それはさておき、ストーリーで行ってないのに突如解禁されるフリーマップがなかなかに歯応えある難易度で、報酬もわりと美味しいのでわりとオススメです。

『満足感(難易度)』
ストーリー進行しててちょっと苦しくなったらフリーマップでレベル上げ。という風に出来るのでこの仕様はわりと満足です。
途中からそう簡単に易々とは行かせてくれないのも個人的にはGOODポイント。
それはそれとして魔王ズルくね?w

『ゲームバランス』
全体的に見たら程よいバランスだと思います。
ただ、最終決戦は連続バトルの上に魔王が厄介すぎるので面倒です。
死神4体倒さなきゃダメージ入らないわ、厄介な技連発してくるわ、回復量多いわでレベル差10と人数差だけなら跳ね返されるのでスキルはほんと大事ですね、じり貧で40ターン越えて時間切れ敗北になれば心身共にダメージ入りますし、時間も結構浪費するのでほんと油断は禁物ですね、ちなみに僕はちょっと泣きたかったです。

あと、ショップより報酬の装備が優秀で……というRPGあるあるは健在です。


最後に
ストーリー自体はラノベっぽくて面白かったですし、泣きそうになった部分も含めてゲーム難易度は好みの範疇だったのですが、ストーリーを構築する主要人物にイライラすることが多かったり、仲間への感情移入が出来なかったりとキャラクターの性格は僕には合ってなかったです。
敵は大体好きでした。
ちなみに一番好きなパーティーキャラはカエルです。

発売当初にレビュー書いてたら書けなかったことなので最後に書きますが、変身はイナズマイレブンGoの化身システムに非常に近いです。あれのSRPG版と考えていただければと。


ジャンヌ・ダルク - PSP

ジャンヌ・ダルク - PSP

ジャンヌ・ダルク PSP the Best

ジャンヌ・ダルク PSP the Best

攻略サイトも見ずに自力でやったらおもいのほか時間がかかったので、あったほうがいいかもです。

JEANNE D'ARC オフィシャルコンプリートガイド (ファミ通の攻略本)

JEANNE D'ARC オフィシャルコンプリートガイド (ファミ通の攻略本)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2006/12/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


あと、なんかジャンヌ繋がりで出てきたのでこのゲームには関係ないけどおまけ?