とある雑食型ゲーマーのゲームミュージアム

基本的には少し古めのゲームを改めてプレイしてみてレビューしてます。

ルミナスアーク3 アイズ

ルミナスアーク3 アイズ(特典無し)

・プレイ作品

ルミナスアーク3 アイズ


・どんなゲーム?

ルミナスアークシリーズ3作目にしてシリーズ初の学園をモチーフにした作品。
学園パートと戦闘パートの2つのシステムが楽しめる作品です。


・前作をやっている必要があるか
ストーリー的な繋がりもなく、システム的な意味でも別作品のような要素が多いと思うので、この作品だけで完結します。

・総合得点 80点 ランクA+

・個人的評価 30点 A

・個別評価 50点

システム面 14点 A

新しさ 4点
快適さ 5点
システムのおもしろさ 5点

ストーリー面 12点 B

ストーリーのおもしろさ 2点
ストーリーのボリューム 5点
グラフィックと音楽 5点

キャラクター面 12点 B

個性 5点
スポットライト 5点
キャラ数 2点

ゲーマー面 12点 B

やりこみ 5点
ゲームバランス 3点
満足感 4点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
2つのゲーム性をミックスしたシステムは良かったです。


学園パートの、自由時間にゲーム内時間(砂時計で表示)を使って、ステータスを上げる訓練をするか、サブキャラクターとのイベントを見るか、仲間キャラとの親密度を上げるか選ぶシステムはちょい金色のコルダっぽいイメージです。ちょいがポイントですが。


戦闘パートは、敵味方問わず、全てのキャラクターの素早さから算出されて行動順が決まるアクティブ制採用です。
ターン制よりややこしいですが、僕は感覚派なとこもあるので、このシステム嫌いじゃないんです。


アクティブ制と属性(弱点属性で大ダメージ、同属性はほぼ無ダメージ)なこと以外はサモンナイトディスガイアみたいな戦闘システムです。
オーソドックスなSRPGですね!


正面よりも横や後ろから攻撃するほうがダメージ・命中率共に上がります。
武器に属性が付いてるので、通常攻撃も実質属性攻撃なのは違うので、そこはゲームの個性ですね!


『快適さ』
ぶっちゃけターン制のほうがSRPGとしては遊びやすい気はしてるんですが、そこは言っても仕方ないので気にせずに評価すると、醍醐味として押し出されている「学園パート」、「戦闘パート」共にめちゃくちゃ遊びやすいです。


減点対象とはなりませんが、強いて言えば、タッチペンで操作してる時にその気がなくてもスキップで早送りになること、ログがないので、飛ばせば見れないのが1つありますね。


『システムのおもしろさ』
純粋にゲームシステムが好みなので、ここは文句なしで。


敵を倒して手に入る素材から武器を作成するの+指定武器を指定回数装備して戦闘を行うことで武器を作ることが出来るシステム楽しかったです。


あと、レベル上げた時にバランスとユニークという異なるパラメーターが上がる2種類をその都度選択してある程度好きなようにキャラクターを育成出来るのは面白かったです。


・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
率直に言わせてもらうと、ストーリーは好きではないです。
厳密には主人公チームの性格があんまり合わなくてストーリー部分で結構イライラしました。


感情論で発言したり、行動したりするので、そこがちょっとね。
必ずしもダメとは言わないけど、それが多過ぎて中盤は嫌気が差してました。


猪突猛進で周りが見えなくなる上、感情のままに行動するから、客観的に見ると、手の平返しが凄く感じます。


ゲームやってる時は主人公にシンクロしがちな僕ですが、レフィ含めたメインキャラクターの性格と発言が合わなすぎてそれが出来ませんでした。


反面、夜の自由時間(健全)の学園内キャラクターとのイベントは全面的に満足の一言です。
選択肢選べるのがいいですよね!


選択肢はメインストーリーにもあるんですが、そちらは、キャラクターの生死を左右したり、仲間になるかならないかを左右するので、気軽には選べないんですけどね。


僕のこのストーリー好きじゃない。に関しては、ストーリー全体の出来栄えが気に入らないというよりは、敵側への感情移入も大きく影響していると思います。


何が真実か、種族とは、時代とは、伝承とは……って考える意味では好きです。深いので。


『ストーリーのボリューム』
戦闘以外では要所以外はオフボイスなんですけど、その分、ボリュームはDSのSRPGゲームとしてはなかなか破格なんじゃないかと思います。


学園パートのサブキャラクターや場所によって起こるプチイベント等も豊富でした。


『グラフィックと音楽』
グラフィックはサモンナイト風です、サモンナイト好きにはすぐに馴染めると思います。
音楽は素晴らしいです。
要所に入ってくるボイスもいいですからね!
変身の名乗りとか、音楽も音声も演出も噛み合っててテンション上がります。


・キャラクター面について
『個性』
個性は飽和状態な感じですね!一応褒めてます?分からない←
嫌えるってことは個性強いと思ってます。


武具整えるのに重宝するヒナ・ヒヨの双子(下田麻美さん)は好きです。
双子女子の演じ分けやらせたらマジで天下一品ですよね、下田さん。
ヒナちゃんとは結ばれてると思ってプレイしてました←


それぐらい重宝するし、キャラクターとしても好きでしたし、イベントも良かったです。


『スポットライト』
使う使わないは関係なく、パーティーキャラクターの特徴が十分に分かるメインストーリーになっていて、学園パートでのイベントもそれぞれの良さがあるので、ここの文句はないです。


『キャラ数』
主人公+12キャラの13キャラが最大の仲間人数になります。
多いのはいいんですけど、結局半分ぐらいは連れていけないので、取捨選択が必要なんですけど、新加入されたキャラはレベル差的に即戦力とはなりづらいし、属性のバランスとか移動範囲のバランスでそこまで自由に組めたイメージはないです。


でも、パーティーキャラクターにほぼ思い入れも好感度も皆無なわりにはバランスよく均等に使いました。


出撃枠と仲間の人数のバランスは悪かった認識があります。


・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
元も子もないこと言うと、仲間もレベルも引き継いで、メインストーリーを全スキップしてやる周回がめっちゃ楽しいゲームでした。
鬼周回してこれ以上ないほどやり込めそうなSRPG第2次スパロボZ以来でした。
マジでゲームシステムが好みなんです。


『満足感』
僕の中では、メインキャラクターが足を引っ張り、サブキャラクターとシステムでカバーした感じです。


『ゲームバランス』
全員レベルMAX(99)なら大きく変わらないですが、範囲攻撃を覚えてるか覚えてないかや、移動範囲はわりとデカいです。
普通にクリアする分にはレベル99とか絶対行かないので。


移動範囲に関しては、レベル関係ないので、好きなキャラが移動範囲狭かったらそのキャラがあんまり活躍しないか、活躍させようとしてバトル時間を長引かせるかの二択なので、そこら辺は「うーん」って感じかもしれません。


戦力としての強さは使えないキャラはいない。
というバランスなので勿体無いと言えば勿体無いですよね。


最後に
サモンナイトがやりたくなりました!!←え


小野大輔さんと杉田智和さんが幼馴染み設定というのはこの前やったぞ!
Starry☆Sky in Spring!!
っていうテンションの上がり方と、杉田さんと中村さんを並べて使える!!っていう違う方向でテンション上がってました、はい。


余談なんですけど、過去作の主役がそれぞれ、保志さんと石田さんなんですけど、小野坂さんもいらっしゃったらガンダムSEEDトリロジーの主役揃い踏みじゃないですか!!ってこれまた勝手に思ってました。


最後は余談ばかりでしたが、総合的にいいゲームでした。
サモンナイト好きにはやってもらいたい作品と言われる意味は分かりました。


召還とかはないですけど、妖精とか天使とかの要素はあるので、システム的なもの以外にも世界観も共通点はあるかなぁ~と思いました。



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おまけ2

アイドルマスター ディアリー スターズ

アイドルマスター ディアリースターズ デリシャスアルバム

・プレイ作品

THE IDOLM@STER Dearly Stars(アイドルマスター ディアリー スターズ)


・どんなゲーム?

従来のプロデューサー視点ではなく、正真正銘、アイドルが主人公のゲームです。
キャッチコピーは、「きらめく舞台(ステージ)に私も立ちたい!」「きっとなれる!トップアイドルアドベンチャー」。
876プロ所属のアイドルが堂々と振る舞っている貴重な作品。


・前作をやっている必要があるか
同じレッスンスタジオを使う先輩アイドルとして、オーディションで立ちはだかる強敵として、765プロ所属のアイドルも登場するので、やっておいて損はないですが、必須ではないです。

・総合得点 95点 ランクS

・個人的評価 39点 A

・個別評価 56点 A

システム面 12点 B

新しさ 5点
快適さ 3点
システムのおもしろさ 4点

ストーリー面 15点 A

ストーリーのおもしろさ 5点
ストーリーのボリューム 5点
グラフィックと音楽 5点

キャラクター面 15点 A

個性 5点
スポットライト 5点
キャラ数 5点

ゲーマー面 14点 A

やりこみ 5点
ゲームバランス 4点
満足感 5点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
基本的なシステムはPSPアイドルマスターSPと同じものを使っています。
が、ステータス(パラメータ)、レッスン共に3つになっています。
3つってめちゃくちゃちょうどいいです。(僕的に)


プロデュース視点からアイドル側の視点になったところで、やることそのものは大きくは変わりません。


ただ、男の子を主役の1人に起用したことや、従来ある楽曲をリアレンジしたり、人気声優3人それぞれのソロの歌声で収録してるのは思い切った挑戦だと感じました。
あと、あえて新しい事務所にしたところ、SPのシステムを踏襲しながら、SPの設定を消してるところも攻めてますよね、961社長好きなんだけどなぁ~w(声が特に)


『快適さ』
オーディションの仕様がややストレスでした。僕的に。
思い出を使ってルーレットってのがあんまり得意ではないので、ちょっと煩わしかったです。


ルーレットが得意なら、レッスンより思い出優先でいいんじゃないか?ってぐらい左右するんですけどね、このルーレット。


『システムのおもしろさ』
アイドルマスターらしくていいと思いました。
一部、自分に合ってないところがあったので、減点はしましたが、相対的には面白かったです。


・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
三者三様の悩みや葛藤を抱えてアイドル活動をスタートさせるのですが、よく出来ている話でした。


例えば、愛ちゃんは伝説的なアイドルを母に持つ悩みと葛藤、

例えば、涼くんは男性アイドルとして活動する条件として、まずは女装して女性アイドルとして成功することへの悩みと葛藤、

例えば、絵理ちゃんはカリスマネットアイドルとしてトップに君臨する程のポテンシャルを持っていたからこその立場と状況への変化への悩みと葛藤、


ストーリーの良さはお墨付きですね!
僕のお墨付きの信用度は自分じゃ測れないので、参考の程は分かりませんが。


『ストーリーのボリューム』
大容量ROMを使っただけあって、三者三様且つ、マルチエンディング採用の大ボリュームでした。


『グラフィックと音楽』
グラフィックとしては若干粗いとは思います。
でも、音楽が素晴らしいので、アイドルマスターとして必要なものを持っていると思います。


・キャラクター面について
『個性』
ストーリーのところに書きましたが、各主人公はめちゃくちゃキャラ立ちしてると思います。


サブキャラクターに関して言えば、サイネリアが群を抜いてると思います。
ネットアイドルの後輩という立場でガンガン絡んで来るので、好き嫌いも分かれるだろうし、最強のサブキャラクターって感じがします(笑)


主人公の中では涼くんがちょいリードかな?
性別のこともありますが、対する765キャラが真くんだったり、従姉として律子さんがいたりと恵まれているような気がしました。


『スポットライト』
少数にしてるからこその濃さがありました。
トップアイドルになった後の後日談もあります。


『キャラ数』
愛には春香、絵理には美希、涼には真のようにアイドルの先輩として登場する765プロ勢も適材適所で少数精鋭って感じです。そこがいい。それがいい。


・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
やってることはそんなに変わらないんですけど、アイドル視点のせいなのか、熱中度としては高かったです。


あと、分岐ルート採用のおかげなんですけど、意外と敗北ルート好きでした。
順風満帆や事務所に推されるレールよりかは自分で打開策考えるほうが好きなのかもしれません。
命令されるの嫌いな性格なので(笑)


『満足感』
それぞれの主人公、ストーリーに良さがあるので、お話としてすごく好きでした。


『ゲームバランス』
レッスン時のミニゲームに向き不向きあるかもしれません。
何かしら得意なものがあって、苦手なものもかるのであれば、レッスンは得意なものを、苦手なレッスンは無理せずに衣装やアクセサリーでカバー。
これが出来るのが、ステータスが3つになったことの恩恵だと感じました。


最後に
オーディションをリズムゲーム風にしてフルボイス化させてリメイクしてほしい作品です。
それぐらいストーリー好きです。


そういえば、サイネリアは勝手に内田真礼さんのイメージでした。
花澤香菜さんと内田真礼さん……MIXの影響もあるとは思うんですけど、サイネリアと内田さんは合ってると思います。


876プロダクションって歴史の闇に葬られつつある不遇の扱いに思えることが多々あるので、リズムゲームっぽくリメイクは検討してみてほしいなぁ~って密かに思ってます。



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おまけ


おまけ2


おまけ4(アイドルマスターシリーズの個人的な推しキャラ達)



おまけ5

FF・CC エコーズ・オブ・タイム

ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル エコーズ・オブ・タイム(特典なし)

・プレイ作品

ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル エコーズ・オブ・タイム


・どんなゲーム?

ファイナルファンタジーシリーズの派生作品であり、クリスタルクロニクルシリーズとしては4作目にあたる作品です。
スタンダードなアクションRPG+世界初のWiiとDS間での通信を可能にした作品。


・前作をやっている必要があるか
リング・オブ・フェイトの続編という立ち位置のようですが、知らずにやっていれば、気になることはなかった印象です。

・総合得点 83点 ランクA

・個人的評価 35点 B

・個別評価 48点 B

システム面 14点 A

新しさ 5点
快適さ 4点
システムのおもしろさ 5点

ストーリー面 12点 B

ストーリーのおもしろさ 4点
ストーリーのボリューム 3点
グラフィックと音楽 5点

キャラクター面 9点 C

個性 4点
スポットライト 3点
キャラ数 2点

ゲーマー面 13点 A

やりこみ 5点
ゲームバランス 4点
満足感 4点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
まず何より、DSとWiiで通信出来るエンジンを2009年1月発売のゲームで搭載していることに衝撃が走りました。
任天堂さん流石ッス……


マルチプレイに重きを置いた作品だけあり、ソロプレイとマルチプレイを即座に切り換えることが出来、DSワイヤレス通信を使えば、ソフト1本でもマルチプレイが出来るのも1つの特徴です。


『快適さ』
普通に遊ぶ分には困らない操作感……と、言いたいところですが、一部というか特定の場所において、ソロではやや煩わしく、マルチでは余裕のギミックがあるのは不満点でした。
ソロでも突破出来るけど、やや癖あるよね。程度なので、大きな不満ではないですが。


『システムのおもしろさ』
アクションRPGとしての面白さが普通にあります。
4種族×性別の計8種類から選んだ主人公、仲間キャラはそれぞれ得意武器が異なったり、武器・防具・アクセサリーにもレベルがあったり、素材を集めて武器や防具を作成したり、友達や兄弟と遊べばめちゃくちゃ楽しそうなシステム満載です。


・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
最初は優しさ溢れてると思うんですけど、意外性もあるんですよね。
最初のムービーのせいで、主人公は知らないにせよ、プレイヤーは悪に手を貸しているのが分かるのもなんか複雑な気持ちにはなりました。
人の優しさが悪用された気がして。


優しさと絆と陰謀と執着が渦巻いたストーリーという印象です。


『ストーリーのボリューム』
ストーリー部分よりかはアクションやギミックを突破するのを楽しむゲームです。
ゲームボリュームはわりとあります。


『グラフィックと音楽』
美麗グラフィックではない仕様なのですが、クリスタルクロニクルシリーズのグラフィック可愛いですよね!淡い色使いって感じです。


それ以上に音楽が素晴らしいですね、さすがファイナルファンタジー
音消してやるのと音有りでやるのでテンションも違えば、攻略難度も変わる気がします。


音ありきで探検・捜索しながらダンジョンを攻略していくゲームって感じがしました。


・キャラクター面について
『個性』
お洒落なモグが髪色とか変えてくれるので、自分だけのオリジナリティ出すことは可能です。
地道な作業と言えば地道な作業ですが。


『スポットライト』
必要最低限+主人公に関わるとある人物のあっと驚く意外な設定があります。


『キャラ数』
マルチプレイ対応ゲームなのでしょうがないですけどね!
ソロで雇える傭兵は強いけど曲者が多いと聞きますが、プレイ時間とか難易度とかの条件が確かに初心者向けではない。


初心者は大人しく初心者同士群れろと言わんばかりにレベル1のキャラクターは主人公と同じように種族と性別を選んでエディット出来ます。
装備は自前で用意します。


・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
油断したらのめり込む実力は秘めてます。
後は、ハマるかどうかや適正の問題です。
仲のいい兄弟同士でやるのは絶対楽しいので、昔の自分に教えてあげたいなぁ~って思ったり。


『満足感』
概ね満足です。
相変わらず本編をクリアせずに外伝ばっか遊んでる似非FINAL FANTASYプレイヤーと化してます←


『ゲームバランス』
分かる人には分かるかもしれません。
図◯館の一部ギミックふざけんな!!


得意武器じゃなくても装備さえ出来れば普通に使えるのはGOODポイントです。
使ってる武器のレベル上がると、1ランク上の武器のレベル1と同等かそれ以上になるので、絶妙なバランス考えたなぁ~と、勝手に感心しました。


最後に
マルチプレイ推奨と見せかけて、DSか3DSが複数台あると、セルフで出来るので、それが一番楽ですね!
対人は揉めると面倒ですもん←ゲームで兄弟喧嘩あったタイプ


クリスタルクロニクルシリーズは初プレイでしたが、わりと好みの部類でした。



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薄桜鬼 ポータブル

薄桜鬼 ポータブル(通常版) - PSP

・プレイ作品

薄桜鬼 ポータブル

・どんなゲーム?
オトメイトの名前を大々的に広めた人気作品であり、乙女ゲーム×吸血鬼というある種の定番を決定付けた伝説の作品の完全移植版の作品です。

乙女ゲームとしての恋愛面だけではなく、新撰組を題材にしているだけあって、幕末の歴史を勉強出来る一面もあります。
そして、鬼というファンタジー要素も相まって、男性が遊んでも楽しめる作品です。

・前作をやっている必要があるか
特にないです。
移植版であり、元々の薄桜鬼としては完全版のような立ち位置なので、薄桜鬼の世界観に触れたい場合の1作目として非常にオススメされる程の完成度を誇り、ファンからの支持率も高い作品なので。

・総合得点 98点 ランクS

・個人的評価 40点 A

・個別評価 58点 A

システム面 14点 A

新しさ 5点
快適さ 5点
システムのおもしろさ 4点

ストーリー面 15点 A

ストーリーのおもしろさ 5点
ストーリーのボリューム 5点
グラフィックと音楽 5点

キャラクター面 15点 A

個性 5点
スポットライト 5点
キャラ数 5点

ゲーマー面 14点 A

やりこみ 5点
ゲームバランス 4点
満足感 5点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
オーソドックスな恋愛シミュレーションゲームのシステムではあります。
主人公の行動・行き先で徐々にルートが確定されていきますが、歴史上避けられぬ大筋のイベントも多いです。

言い回しも含めて幕末仕様な独特な用語が多いので、即座に用語解説を見れるほうが遊びやすい気はしますが、五十音順に並んだ辞典方式はこれでこれで良かったです。

あと、本編とは別の出張編として、攻略対象キャラクターが主役のプチエピソードがそれぞれ用意されているのですが、起動した瞬間に選んでプレイ出来るのはいいですね!
ただし、本人視点が故の本編ネタバレがおもいっきりあるので、初見の場合は注意です。
出張編見終わると、ソシャゲのガチャ風の肩書き付きの美麗画像が貰えます。

そう言えば、大人気の永倉新八さんが攻略キャラじゃないのって新鮮ですよね。

『快適さ』
前述で指摘した部分を加味しても遊びやすいです。
基本、読んで選ぶだけなので当然と言えば当然かもしれませんが。
一部例外はありますが、基本的には各隊長の行き先を示してくれるので、迷い辛い方式にはなってます。
ゲームに慣れたらすこぶる快適でした。

『システムのおもしろさ』
同系統の作品と比較して別段優れているものがないものの、劣っている部分もない。
攻略キャラ以外の新撰組幹部もモブキャラ化せずにストーリーに絡ませてるのでそこら辺の評価も高いです。


・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
アニメなり、舞台なりミュージカル等で事前に世界観を知ってる場合は言わずもがなですが、世界観的な意味でのストーリーの面白さとは裏腹に悲恋に近い鈍痛というか沈痛というかそんな感情になるのが攻略ルートです。

守りたいのに護られる。そのせいで……という初めから一定の未来が決まっている新撰組らしい恋愛物語とも言えるかもしれません。

そして、千景派の気持ちも痛いほど分かる造りなのでストーリーはほんと好きです。

本物の鬼と紛い物の鬼と……愛と絆の間に揺れる哀愁の奏多……的な?

『ストーリーのボリューム』
後々vita版等で大幅に加筆されることを考えればこの評価も据え置きです……としか言えませんが、薄桜鬼の原典としては最高の出来栄え、ボリュームだと思っています。

『グラフィックと音楽』
こちらの作品も各種プラットフォームにて発売されておりますが、それぞれに適した超美麗グラフィックと感情を揺さぶりつつ、癒してくれる最高峰の音楽、BGMが貴方を待っています!


・キャラクター面について
『個性』
新撰組のイメージを崩さない範囲でそれぞれが個性を発揮しています。
男の僕としては、兄貴分の佐之さん(原田さん)、弟分(同世代)のへいちゃん(藤堂さん)が推しです。

佐之さんは(特に声が)エロい。エロティック、艶っぽさ、色気……遊佐さんがはまり役過ぎてファンは必見、必聴ですよね、イヤホン・ヘッドホンってこの遊佐さんの為にあるんじゃないかな?って思うぐらいです←

へいちゃんは可愛い。吉野さんが可愛い。
可愛いからこそあのシーンは泣く←
あのシーンは察して下さい。新撰組がメインの作品では定番のあのシーンです。

『スポットライト』
攻略キャラの各ルートのラストは正真正銘の見せ場です。
これ以上は語りません。

『キャラ数』
後に解放されるキャラクターがいるのでこれも暫定ですが、新撰組以外の攻略キャラもいることがまず素晴らしい。
あと、佐之さんをメインに置いた抜群のセンスに拍手です。


・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
全ルートやろうと思えば結構時間がかかります。
そして、その価値があるエピソード群です。
アニメや舞台もよかったけど、ゲームもやっぱり良いよね!

『満足感』
これはもう言うまでもなくです。

『ゲームバランス』
ストーリー重視と世界観的にはむしろいいところなんですが、非攻略キャラとのイベントもわりと多かったり、多人数でのイベントも多いので、純粋に恋愛シミュレーションゲームとして見れば、やや不便なのかな?とは思いました。

完全なる一点狙いの場合は不満に思えるかもしれません。


最後に
アニメ各種(TV、OVA、劇場版)、舞台(ミュージカルではない)の薄桜鬼は見てたので、世界観は知ってましたが、ゲームでしか味わえない魅力がここにありました。

時代設定と背景が大河ドラマ「青天を衝け」と被ってる部分が多いので、むしろ今やるべきかも⁉️

遊佐さんのファンは何かしらの薄桜鬼やるのをマジでオススメします。
耳がとろけるぐらいヤバいです。

vitaで攻略キャラクター化された隊士、新キャラクター等の大幅に追加された作品もありますが、代わりにオリジナルメンバーの一部イベントが少しずつカットされているので、そういう意味でも、原典の完全版はPSP及び、ミニゲーム等が異なる以外はほぼ同一のDS・3DSの薄桜鬼だと認識しています。

何事も最新版がベストだとは限らない。
それを教えてくれるのも薄桜鬼……かもしれません。


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・どんなゲーム?

スクエアエニックスとディズニーのコラボ作品『キングダムハーツ』の派生作品。
時間軸はキングダムハーツとⅡの間の物語。


ロクサスを主人公に、ここまで敵として描かれていたⅩⅢ機関を主体にした物語です。


シリーズ初のマルチプレイ対応作品で、マルチプレイ時はⅩⅢ機関の好きなメンバーを使って遊ぶことが出来る貴重な作品でもあります。


・前作をやっている必要があるか
これは何に重きを置くかにもよりますが、DSのダブルスロットを利用して、358/2Daysとチェイン オブ メモリーズを同時にやる遊び方はわりとアリだと思います。
もしくは、キングダムハーツⅡ FINAL MIX+をやってから本作をプレイすると最もエモいです。

・総合得点 92点 ランクS

・個人的評価 38点 A

・個別評価 54点 A

システム面 14点 A

新しさ 5点
快適さ 4点
システムのおもしろさ 5点

ストーリー面 13点 A

ストーリーのおもしろさ 4点
ストーリーのボリューム 4点
グラフィックと音楽 5点

キャラクター面 13点 A

個性 5点
スポットライト 3点
キャラ数 5点

ゲーマー面 14点 A

やりこみ 5点
ゲームバランス 4点
満足感 5点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
マルチプレイと、ⅩⅢ機関が操作出来ることが最大の特徴ですが、ストーリー上ではロクサスを操作します。


ⅩⅢ機関として活動するので、バトル・アクションだけではなく、調査や尾行もあります。
ⅩⅢ機関の任務は隠密が絶対なので、他のメンバー以外との絡みはほぼないです。
ⅩⅢ機関のフード被ったモーグリ(ショップ)とは少し話せます。


レベル、武器、魔法を含めたアクションに関係する全ての要素がパネルで決めれるのはこの作品独特のシステムですね!


ちょっとロックマンエグゼを思い出して懐かしい気持ちがしました。
イメージはあんな感じですね!
長方形のブロックに好きなようにパネルをはめ込んでロクサスを強くするシステムですね!
レベルすらもこれっていうのはなかなかの勇気ですね。


回復アイテムもここにはめないとミッション中に使えないので、ミッション前の準備はわりと大事です。
ミッションのメモ情報がわりと役立ちます。


『快適さ』
HPの概念はあるけど、MPの概念がないので、魔法はわりと慎重になるかも?
セットされたパネル分の魔法が使えますが、エーテルで回復するのは魔法1回分回復って感じです。ちなみにポーションはHP30%回復です。


調査ミッションがわりと細かい。
細かいのでめんどい(笑)
もうちょっと大雑把でもよかった気がしますけどね?
せっかくクリア目安とコンプリートの2つのクリアに分かれてるのだから融通利かせてもよかった気がします。


まあ、そんな煽られ方したらコンプリートクリア目指すので、結局やる羽目にはなりましたが(笑)


後はアイテムの所持数制限が気付いたら満タンになってること多かったので、そこのアナウンスももう少し充実させてもよかったかなぁ~?とは思っています。


『システムのおもしろさ』
文句は言ってますが、なんやかんやでめちゃくちゃ好きなシステムです。
思わず1人で黙々とやり込むのもやむ無し…って感じですね!


・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
面白いというよりは悲しい。
愛しさと切なさと心苦しさが押し寄せます。
心強さではなく、心苦しさです。


ロクサスに限らず、ⅩⅢ機関の辿る運命や末路を知っているからこそ感じるものがあったんだと思います。


あと、シオンの扱いが……
ぽっと出ではありましたが、Ⅱで名前すら出ない理由や存在意義を含めて全てがここにまとめられています。
ロクサス以上に悲運なのか……いや、それを含めてロクサスの悲運?


『ストーリーのボリューム』
DSのROMできちんとキングダムハーツしてるのは評価大です。


ただ、シオンへの感情移入は出来る人と出来ない人で分かれそうな気がするなぁ~
アクセルとのエピソードもっと欲しかったなぁ~
デミックスの出番少ない~という点は否めませんが、DSだから仕方ないですね。


『グラフィックと音楽』
チェインオブメモリーズと違い、操作感やプレイ中の雰囲気がきちんとキングダムハーツになりましたね!


圧巻なのは音楽面です。
OPからⅡの主題歌のPassion(宇多田ヒカルさん)の歌に乗せて、ⅩⅢ機関のメンバー紹介のムービーや解説が入るのですが、そこからテンション上がります。


その後は、当然、ロクサスの運命を知っている製作陣ということもあり、切ないBGMが多く、プレイしてて感情に寄り添われてる感じがしました。


容量不足なのか、大人の事情(変声期)の影響なのかは分かりませんが、音声は思いの外少なかったです。
キングダムハーツ 1.5 HDの時には開き直れても、当時は気にしてた可能性も?
まあ、多分、容量不足のほうだと思います。


・キャラクター面について
『個性』
ⅩⅢ機関って心無いわりに面白い性格してますよね。
それぞれがオリジナルの人間の性格を再現してるせいなんですが、ミッション前に話しかけるの好きだったなぁ~


『スポットライト』
ロクサス視点に拘った結果なんだと思うんですが、思いの外、ⅩⅢ機関との絡みは少なかったです。
ある程度知ってることが前提で作られてますよね、やっぱり。
コミカライズのイメージで、シオンとアクセルはもう少し出るかと思ってました。


『キャラ数』
ソロプレイだと使えるキャラクターはロクサスだけですが、マルチプレイだとⅩⅢ機関全員使えるので、それは魅力的ですよね!


・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
油断するとやり込みがちなゲームシステムに、このストーリーなので、ここはもう文句無しの満点評価です。


証集めや、制限付きミッション等のやり込み要素もあります。
制限の最速クリアは本当にシビアですし、ジャンプを極力するな等の行動制限系は緊張感が半端ないので、ちょっとストレスです←


『満足感』
ロクサスファンにとっては満足感高いですが、悲しくて哀しいので、クライシスコアFFⅦの感覚と思っていただければ。


後は、再三言っていますが、ゲームシステムが好みです。


『ゲームバランス』
いろんなタイプのゲーマーが一定の満足感を得られるバランスと言えると思います。


最後に
任務(ミッション)をこなせば日数が進むシステムなのですが、日数はロクサスが生きた証なので、数字は心に刻みながらプレイしてました。


ゲーム性めっちゃ好みだったので、フルボイスリメイク化希望なのですが、声優問題ややこしそうですよね(^^;)
1.5 HDの音声使えばそのままいけそうな気もするけど、3で声変わってるキャラクターもいるし、現実的ではないかなぁ~




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・どんなゲーム?
大人気アーケードゲーム戦場の絆」を自宅で遊べるものへと改良した作品です。
ガンダム30周年のロゴ付き作品です。

戦場の絆とは、プレイヤーがオリジナルキャラクターを作り、地球連邦軍ジオン軍のどちらかを選び、パイロットとしてガンダムの世界観を楽しめる作品です。

視点はアーケード版同様、コックピット視点です。
オリジナルルールや、ミッション等、PSP独特の要素もあります。

・総合得点 69点 ランクB+

・個人的評価 28点 B

・個別評価 41点 B
システム面 12点 B

新しさ 4点
快適さ 3点
システムのおもしろさ 5点

ストーリー面 10点 B

ストーリーのおもしろさ 3点
ストーリーのボリューム 4点
グラフィックと音楽 4点

キャラクター面 10点 B

個性 4点
スポットライト 3点
キャラ数 3点

ゲーマー面 9点 C

やりこみ 5点
ゲームバランス 2点
満足感 2点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
アーケードの戦場の絆は斬新で面白い企画でしたよね、戦場の絆の番組(板倉隊長とか豊崎さん出てたやた)は当時毎週見てました。

PSP版は酷評されがちですが、画面がPSPのサイズなことや、操作方法がPSPなことを除けば同システムを採用してます。
とはいえ、PSPだとコックピット感薄れるし、球体の中に座って大画面でやってこそのゲームだという気持ちも分からなくはないです。

戦場の絆の売りである大人数対戦は4vs4に抑えられてるので、比べると、物足りなさはどうしてもあります。

比べなければ、ゲームとして普通に面白いと思います。
対人よりは、一人で戦場の絆を楽しみたいならまあまあオススメって感じです。

『快適さ』
別のガンダムゲームでも触れましたが、僕の指はエクバを始めとしたVSシリーズの操作法や視点に慣れちゃってるので、ちょっとやりづらかったです。
慣れるまでちょっと時間かかったです。

『システムのおもしろさ』
階級の昇格や、機体の乗り換えに加え、まさに戦場での仲間と絆とも言える団体戦はこの作品ならではの面白さと言えると思いますし、ゲームとして普通に面白いです。
機体特性を活かした仲間との連携は他のガンダムゲームではあまり出来ないので。

・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
ストーリーというよりはステージの面白さ?
これも他のガンダムゲームにはない面白さがあります。

『ストーリーのボリューム』
多種多様なステージが用意されています。

『グラフィックと音楽』
PSPのアクション系のガンダムゲームとしてはわりと標準なのかもしれませんが、機体好きな方にはこの手の作品は嬉しいですよね。
音楽については初代ガンダムのBGMが好きなら楽しめると思います。
OPの哀戦士は名曲。


・キャラクター面について
『個性』
機体性能というか機体の特性が戦局を左右するとかありますからね、強いとか弱いとは別の戦略性とかが楽しいのは機体の個性だと思ってます。

『スポットライト』
ゲーム中にこれオススメ!みたいに推されることはないのでまあ…普通かな?って感じです。

『キャラ数』
ガンダム(無印)モチーフの作品としては十分な機体数なんですけど、アーケード版にはZの機体に加えてユニコーンバンシィもいるので、一応減点です。
足りてないって気は全然してないんですけどね?これは本当に。


・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
月並みのコメントなんですけど、ハマれば凄いことになるポテンシャルはある。
そんなゲームです。

この作品のVR発売されたらしいですが、それはなんか普通に凄そう。そっちだとクオリティ次第では帰ってこれなくなりそうですね?

『満足感』
ちょっと期待し過ぎな感じがありました。
あと、バンシィ使いたかった←無茶言うな

『ゲームバランス』
感覚的に…とか、直感的に…とかで遊べるゲームではなかったので、結構難しいですよね、ぶっちゃけ僕は向いてないと思いました。


最後に
面白さは分かる。
が、見るほうが好きだ。
僕にとってはそんなゲームでした。


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・プレイ作品

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・どんなゲーム?
最高級の泣きゲーと評される作品群の1つ。
幾度となく移植され、恋愛シミュレーションゲームの名作としてだけではなく、泣けるストーリー、音楽等も「神」と評される不朽の名作です。

恋愛シミュレーションゲームによくあるステータスや場所移動の概念はなく、ルートも含めて全てがプレイヤーの選択肢で決まる典型的なノベルゲームです。

PSP版ではUMD2枚組になる等、圧倒的ボリュームを誇ります。

・総合得点 95点 ランクS

・個人的評価 40点 A

・個別評価 55点 A

システム面 11点 B

新しさ 5点
快適さ 3点
システムのおもしろさ 3点

ストーリー面 15点 A

ストーリーのおもしろさ 5点
ストーリーのボリューム 5点
グラフィックと音楽 5点

キャラクター面 15点 A

個性 5点
スポットライト 5点
キャラ数 5点

ゲーマー面 14点 A

やりこみ 5点
ゲームバランス 4点
満足感 5点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
日付や曜日の概念はありますが、基本的には自動で進むので、プレイヤーにはあまり関係ないです。

選択肢でルートが自動的に定まっていきますが、初プレイ時からほぼ全てのキャラクターのルートを選ぶことが出来ます。
ただし、選択肢で進むので、行ってない場所で出会うキャラクターと親密になるイベントは発生しないので、自動で進んでしまう分、他の恋愛シミュレーションゲームよりも選択肢の重要性が増しています。

タイトル画面から見たことのあるイベントや音楽が観賞可能です。
が、それとは別に気に入った場面をキャプチャーしてメモリーカードに保存することが出来ます。

これは、システムとストーリーの間の話になりますが、ゲームを始めてすぐに、以後も一定間隔で「登場人物不明の謎の幻想世界」の一幕が入ります。
これは特殊な作りですが、意味を知った時はやはり泣けます。

『快適さ』
基本的に読んで選ぶだけなので特筆することはないです。
強いて言うならば、完全初見だと多少の勘が必要かもしれません。

PSPの場合、事前にBGMをインストールしておけば、かなり快適に進めることが出来ます。
インストールはタイトル画面から行えます。

『システムのおもしろさ』
王道の恋愛シミュレーションゲームやシステムに凝った恋愛シミュレーションゲームと比べると、システム面ではさすがに劣ります。
シンプル イズ ザ ベストなゲームなので。
そもそもストーリー重視なので。

・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
各ヒロインとの出会い頭のイベントで興味を引く何かを持っている場合が多いです。
親密になっていき、相手を知れば知るほど泣かされる…という作りになっています。

BAD END(友情ルート)すらも美しく感じるほど作り込まれたキャラクターと世界観+ヒロインとのやりとりの一挙手一投足が泣けてくるストーリーに脱帽の一言です。

好きとかではなく、美しいと思える作品に巡り合えたことを幸せに思います。

裏テーマとして、家族の絆ありますよね、この作品。

『ストーリーのボリューム』
システム面をシンプルにしただけのことはあり、重厚で濃厚なストーリーを各キャラクターに用意されてあります。
唯一の男友達、悪友の春原にも。

『グラフィックと音楽』
選んだハードによって差はありますが、それぞれのハード機の性能に合わせた超美麗グラフィックと高音質で心に響くメロディ、超豪華声優陣によるフルボイスで贈られるストーリーはやって損はなし!って断言出来るほどに神レベルでした。


・キャラクター面について
『個性』
とにかく凝っている。という印象があります。
完全初見の場合は取っ掛かりが、何れかのハードでプレイ済みもしくはアニメ履修済みの場合は思い入れもしくは推しへの引き込みの強さが凄まじい作品だと感じました。

あえて言うと、一風変わった子も多いです。
きちんと理由があるので、本当はこんなこと言いたくないけど……。

『スポットライト』
名前のあるキャラクターに関しては無駄がないぐらい徹底的にストーリーも設定も作り込まれているので、ここは文句無しで太鼓判を押せます。

『キャラ数』
ストーリーが濃すぎて正直お腹いっぱい…って方も出そうなので、妥当か少し多いぐらいなのかな?
そのわりにはアフター出てるキャラ少ないのは解せないけど(笑)


・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
仮に全ルートやるなら普通に時間は要します。
その価値はありますが。
この作品の中から推しが見付かった場合は、思い入れが強くなりすぎて大変ですよ?
っていう嬉しい?贅沢な悩みがもれなく付いてくるかもしれません。

『満足感』
BADな選択肢を選んだ時の反応も良かったなぁ~
なんて、少し性格の悪い楽しみ方もしてしまうほどキャラクターへの思い入れは強くなった作品でした。
そこまで楽しめるのは豪華声優陣というのもあるのでしょうが。

ちなみにMy FAVORITEキャラクターは春原です。
春原の為にこのゲーム買ったと言っても過言ではない←

阪口さんのノリツッコミも最高でしたし、そういう面でも楽しませて頂き、大満足です!

『ゲームバランス』
選択肢に移動が関わってる時は春原関連のフリがあろうが、基本的には何れかの女の子とのイベントへの分岐点に等しいので、そこを間違うと一本道化しやすいのかなー?という印象はあります。

そういう意味ではやや難しいのかも?


最後に
17、8の時にアニメのAFTER STORYを見て、春原兄妹にハマってからいつかはやろうと思ってましたが、干支1周程してから待望のプレイでした←寝かせすぎやろ(゜゜;)\(--;)


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