とある雑食型ゲーマーのゲームミュージアム

基本的には少し古めのゲームを改めてプレイしてみてレビューしてます。

テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン2

テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン2

・プレイ作品

テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン2


・どんなゲーム?

テイルズシリーズの外伝作品の2作目として作られた作品です。
テイルズオブファンタジアテイルズオブデスティニーテイルズオブエターニアの3作品のパーティーキャラが総出でゲスト出演しています。

シリーズのウリである「なりきりシステム」とアクション性の高いバトルが楽しめる「リニアモーションバトル」に加え、「クエストシステム」が新たに導入されています。

「クエスト」とは、他人から依頼された小クエストをこなしていくというものです。
プレイヤーがとってきた行動によりクエストは変化していくので、
プレイヤーごとに違った展開を楽しむことが可能です。
依頼報酬金や珍しいアイテムなどを入手できます。


・前作をやっている必要があるか
なりきりダンジョン2とは言いますが、『なりきり師』のシステムを継承している為にナンバリングが付いているだけで、ストーリーが直接的に繋がっている訳ではないので、いきなりこの作品をやっても問題ないです!

・総合得点74点 ランクA

・個人的評価 30点 B

・個別評価 44点 B

システム面 10点 B

新しさ 3点
快適さ 2点
システムのおもしろさ 5点

ストーリー面 11点 B

ストーリーのおもしろさ 4点
ストーリーのボリューム 3点
グラフィックと音楽 4点

キャラクター面 10点 B

個性 3点
スポットライト 2点
キャラ数 5点

ゲーマー面 13点 A

やりこみ 5点
ゲームバランス 4点
満足感(難易度) 4点


個別レビュー
・システム面について
『新しさ(オリジナリティー)』
このゲームが…と言うよりはなりきりダンジョンシリーズ独特のシステムである『なりきり師』は面白いシステムです!

服を着替えることで、あらゆる職業を両主人公がこなせるのですが、厳密には職業+属性+服が持つスキルの組み合わせ(3つまで)の中から戦略や戦術、敵に合わせて戦うことが出来ます。

また、シリーズキャラになりきることで実質、そのキャラクターを自由に操作することが出来ます。


『快適さ』
操作性等々の意味では全体的に悪くはないです。むしろ、GBAということを考えると遊びやすいかもしれません。

ただ、連れていける仲間が4人まで、戦闘に参加出来るのは3人まで。と、少し物足りなさを感じます。

ついでに言うと、両主人公は外せないので、戦闘に参加出来る歴代キャラクターは実質1人です。(好きなキャラクターのなりきり覚えるまでの辛抱です。)

また、クエスト開始時にその都度、仲間をスカウトする形で集めるのですが、町にいないとその場所まで直接出向かなければいけなかったり、依頼の場所を依頼者が教えてくれなかった場合は自分で町の噂を聞いて回る(Lボタン)、のですが、噂はランダムなので、スムーズに出たり出なかったり不安定です。

そして、この点数の一番の理由は各コスチューム毎に別個でレベルがあるので、複数の職業もしくはシリーズキャラクターを使い分けたい場合はその分手間が増えるので、万人受けではないシステムな気がしました。

あ、それとクエストでアイテム取りに来てルーティに邪魔されるのほんと不愉快でした。(個人的に)
小さな不便さが積もるとこういう点数になりました。的な?


『システムのおもしろさ』
3人になっているとはいえ、戦闘システムは擬似リニアモーションシステムなのでテイルズ感はあります。

具体的に言えば、エンカウント式でバトルが始まり、あらかじめ設定しておいた技をリアルタイムで入力することで対応された技が出るという格闘ゲームのような戦闘方式です。

なりきれるのは歴代パーティーキャラだけではなく、ダオスやリリス、別のナムコキャラクターといったものも用意されています。
ゲームの進め方としては、町の人や歴代キャラクターから依頼を受け、依頼をこなすことで報酬を貰い、クエストをこなしていると、ストーリークエストが発生する。という形ですね!

ちなみにクエストは『指定のアイテムを取ってくる』、『該当する敵を倒す』、『指定されたキャラクターに該当アイテムを渡す』等があります。

また、歴代キャラクターの好感度が上がると、一緒に修行に行くことが出来ます。
修行中に得た経験値やコンボ数に応じて10段階の評価がされ、修行の時に着ていたコスチュームのステータスが上がったり、そのキャラクターになりきれるルーツアイテムを貰える等、恩恵があります。


・ストーリー面について
『ストーリーのおもしろさ』
よくある?少年少女に世界が託されて危機を救う系のあれです!
が、個人的にテイルズの外伝のストーリーあるあるだと思っている『色々考えさせられる内容』ではありました。


『ストーリーのボリューム』
(内容のわりに)どちらかと言うとあっさりしてました。
サブクエだったり、歴代キャラクターの垣根を越えたプチイベントの数が豊富なので、そっちに力を入れたんだと思います!


『グラフィックと音楽』
ここは迷いました。5点か4点か。
グラフィックはわりといいです。この世代のゲームに抵抗がなければ遊べると思います。ただ、やはりスペック不足なのか、ダンジョンでの奥行きとか高低さがあまり表現出来てなく、若干の物足りなさがありました。
音楽もすごく良かったのですが、何人かのキャラクターの声がこもり気味に聞こえて、キャラクターの声が変わっているように聞こえた節が。これもスペック不足の影響かなー。微妙な違いではありましたが一応。


・キャラクター面について
『個性』
前向きで明るい猪突猛進な主人公、真面目でしっかり者だけど少しお節介なヒロイン、『未来』、『現在』、『過去』を司る女神三姉妹、復讐に燃える強大な力を持つ敵の少年、物知りな長老、頑固で言葉使いは荒いものの、弟子(主人公)を気にかけるツンデレ親父の鍛冶屋、酒場の美人女将等々、サブキャラも含めてこの手の作品にいそうな王道キャラクター達で固められています。(その分、世界観に入り込みやすいです。)


『スポットライト』
意外と主人公がおいてけぼりな展開でした。
なので僕は完全にサナトス派です。


『キャラ数』
最終的には3作品+αの中から好きなキャラを選べるので結構豊富なイメージです。
剣士、魔法剣士、術師etc.好きなの選べるのはなんやかんやで嬉しいです!


・ゲーマー面について
『やりこみ(熱中度)』
やりこみというよりコレクター要素ですね!
僕の大好きな図鑑埋めの時間だぁぁぁ!!です(笑)
キャラクター図鑑はゲーム進めてると勝手に埋まります!要は出会った歴代キャラですよ!
モンスター図鑑はいつものテイルズのあれ。弱点とか調べとくと楽と言えば楽です。

コスチューム図鑑だったかなりきり図鑑だったか忘れましたが(←ほんとごめんなさい。)楽しかったのはここでした!
各職業の属性毎に名前が変わるのは熱かった!!
し・か・も!場合によっては男女で更に名前変わるとかもう!図鑑埋めファンにはたまらん仕様でした!ありがとうございます!

ちなみにですが、テイルズと言えば2周目からが本番というイメージが勝手にありますが、この作品は引き継ぎ要素が図鑑とガルド(お金)なので、本番は1周目でいいと思います?(ちょっと自信ない)


『満足感(難易度)』
油断したら負ける可能性に付きまとわれてました。
ミントさんとキールのどちらかには控えにいてもらってました!
いなきゃまともにクリア出来ない程の難易度ではないのですが、保険をね?

あ、でも、レベル不足だったんだと思いますが、ラスボスは結構キツかったです、にらめっこしながらグミとライフボトルが足りないんじゃないか?ってヒヤヒヤしてめっちゃ楽しかったです!


『ゲームバランス』
基本的には高水準なのですが、
連れていくキャラクターを回復持ちの歴代キャラにするか、両主役の片割れを回復に回すか、グミと料理で凌ぐか…何にせよ、HP、TP共に結構回復は大事ですので、思ったより自由にパーティー組めないとか、やたらガルドがかかる割りに収入が少なめでコスパ悪いなど、残念ながら満点ではないです。


最後に
一部ゲーマーの間で賛否が別れた理由が何となく分かりました。
なるほどなー
個人的な意見としてはわりと好きです。
結構楽しかったです。
でも面白いから買いなよ!って勧める程ではない…という何とも歯切れの悪い形になります。


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